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TNコーポレーションの「Re-Clay Tile(リクレイタイル)」は、タイル製造時に発生する廃棄釉薬を原料にしたタイル。日本製タイルの魅力である釉薬は、製造時にどうしても余剰が発生し、タイル洗浄時にも釉薬の混ざった汚泥が生まれてしまう。従来、こうした廃棄物は坏土に混ぜ、いくらかは新しいタイルの原料とされてきたが、今日では処理能力の限界を超えており、喫緊の課題となっていた。同社は原料としては不安定なこの廃棄物を、1年以上に渡る耐火度調整実験を経て、リサイクル率ほぼ100%で、安定した色合いとテクスチャーを備えたタイルとして蘇らせた。