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インテリアデザイン・建材のトレンドを伝えるメディア Presented by 商店建築

高い技術と自由な発想から生まれる照明/nora

2025.10.28 |

上/noraの照明プロダクトが一堂に介した展示ブース。手前には、ポータブルミニスポットライト「TYPE 03」や、りんごをモチーフにしたハンギングライト「pomme」 、ガラステーブルライト「 Parfum」の新製品が並んだ


1971年創業の照明メーカー、トキ・コーポレーションは、50年以上にわたり建築や商業施設向けの照明を手がけてきた。100年企業を目指す“次の50年”に向け、創業時から受け継ぐ「自由の最大化」の精神に立ち返り、2022年12月にエンドユーザー向けブランド「nora」を立ち上げた。「nora」という名は、「not」「or」「and」の一部をつなぎあわせた造語。現状を問い直す「not」、新しい選択肢を示す「or」、そして人や技術とつながる「and」。この三つの言葉を軸に、自由な発想で照明の新しいかたちを探っている。
商店建築LOUNGEでは、「“間”をデザインする照明─noraが照らすLIFE×DESIGNの輪郭」と題し、乃村工藝社の青野恵太氏とトキ・コーポレーションの後藤宏光氏が登壇。光を通して「人と空間のあいだにどんな関係を生み出せるか」を語り合い、明るさを超えて人と場所、人と人をやわらかくつなぐ存在として紹介された。LIFE=人・時間・空間などあらゆる“あいだ”、DESIGN=その“あいだ”をつなぎ関係をつくることと再定義し、光によって人と空間の関係をデザインするnoraの姿勢が語られた。
ブースでは、noraの全シリーズを展示。「TYPE 01」は、屋内外を問わずに使えるコードレスフロアライト。必要な場所へ自由に持ち運び、対象をしっかり照らす。32時間連続点灯可能なバッテリーを備え、毎日の充電を必要としない。乃村工藝社との協働から生まれ、空間的課題を解く“間”の照明として設計された。「TYPE 03」は、軽量で持ち運びやすいコンパクトスポットライト。眩しさを抑えるグレアカット仕様で、キャンプなどアウトドアでも上質な光を演出する。
そのほか、ハンギングライト「pomme」、超小型テーブルライト「Litta」、ガラスの表情が美しい「Parfum」などを展示。空間デザインの現場で培った技術を活かし、“間”をつなぐ光として、日常に新しい温度と余白をもたらす照明を提案した。



テーブルライト「Litta」
テーブルライト「Litta」


デスクスポットライト「TYPE 04」は 、 1灯式と2灯式から選べる
デスクスポットライト「TYPE 04」は 、 1灯式と2灯式から選べる

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