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空間の居心地を高めるサウンドシステム/Bose Professional

2025.10.28 |

上/新製品のペンダント型スピーカー、天井埋め込み型スピーカー、ワイヤレスPAスピーカーなど、さまざまな規模や形状の空間に対応する音響機器を展示


空間において、目には見えないが重要な要素の一つが「音」である。Bose Professionalはアメリカ・ボストンに本社を構える企業。2024年、母体であったBose Corporationから独立し、新たなスタートを切った。カフェやレストラン、大学や企業のオフィス、大型スポーツ施設など、大小さまざまな商業・公共空間におけるサウンドシステムを提案。豊富な音響機器のラインアップを備え、空間の形状や規模に合った最適な音環境のサポートをしている。今回は、さまざまな場面や場所で使える最新の音響機器を展示した。2025年秋に発売予定の新製品である「DesignMax Luna」は、天井から吊り下げるペンダント型スピーカーだ。従来、BGM用のスピーカーは、天井埋め込み式か壁付けボックス型の二択が主流だった。近年、Bose Professionalが注力するペンダント型は、埋め込み工事が不要で導入が容易な上、機器が露出するボックス型よりもインテリアに自然に溶け込む。特にスケルトン天井の空間は埋め込みができないため、照明のように吊り下げられるペンダント型への需要は高い。同製品は、八つのスピーカーユニットがリング状に配置され、360°全方向へ音を放射する。ケーブル余長を上部くぼみに収納でき、ノイズのないすっきりした外観を持つ。EdgeMaxシリーズは特殊な形状により、部屋の隅から中心に向けて音を放射する天井埋め込み型スピーカー。目立たない壁際やコーナーなどに設置することで空間デザインを妨げることなく、部屋全体へ音を届ける。ワイヤレスPAスピーカー「BOSE S1 PRO+」は、マイクや楽器をワイヤレス接続できる。バッテリーを内蔵し、小型で軽量なためさまざまな場所に持ち運ぶことができ、店頭イベントやワークショップなどで重宝される。家具や照明にこだわるように、音環境の質にも意識を向けることで、空間の完成度は増し、居心地の良い体験をもたらす。空間デザインにおける音の重要性を伝える展示となった。



DesignMaxLunaは、1台で約10m四方の空間をカバー可能。色はホワイトとブラックの2 色
DesignMaxLunaは、1台で約10m四方の空間をカバー可能。色はホワイトとブラックの2 色


部屋のコーナーへの設置を想定した天井埋め込み型スピーカー「EDGEMAX-LP」
部屋のコーナーへの設置を想定した天井埋め込み型スピーカー「EDGEMAX-LP」

Bose Professional

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