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音が変われば、空間が変わる。吸音材の新しい可能性/マグ・イゾベール

2026.07.28 | PRレポート

上/黒を基調とした壁面に白い円形の吸音材「Ecophon」を大小さまざまに配置したブース。吸音材とは思えないデザイン性の高い大胆なブースは来場者の視線を集めた


オフィスの音環境は、働く人のパフォーマンスに直結する。そんな問いを正面から掲げてオルガテック東京2026に初出展したのが、マグ・イゾベールだ。グラスウール断熱材・吸音材を製造・販売する同社は、フランスの建材大手サンゴバンの傘下に属するグローバル建材メーカーで、今回はスウェーデン発の高性能吸音材「Ecophon(エコフォン)」を主役に据えた展示を行った。エコフォンのグローバルチームはドイツのオルガテック・ケルンに毎回出展しており、そのチームとの情報交換を経て、日本での初出展が実現した。
エコフォンの素材はグラスウールだ。高密度で製造したグラスウールに表皮材を貼り、端部を塗装仕上げすることで1枚の板のような意匠を実現している。吸音性能は国際規格ISOで定める最高クラス「クラスA」を誇り、ホテルや学校、プール天井など幅広い空間に導入実績を持つ。日本での発売は2025年4月で、非住宅建築物に必要な不燃認定を同年秋に取得したことで、設計事務所へのスペックインが本格化しているという。
ブースの最大の特徴は、円形の吸音材を壁面と天井に設置した構成した体感ゾーンだ。「吸音材とは思えない」と来場者に驚かれるデザイン性の高さが、まず視線を引き付ける。実際に体感ゾーンに入ると外のざわめきが柔らかく吸音され、会話の声がクリアに聞こえる効果を肌で感じられる。10色以上のカラーバリエーションと、四角・丸・三角・長方形など多彩な形状がそろい、CADデータによるカスタムオーダーにも対応する。規格品であれば白ベースのものは注文から約2週間で国内に届くという機動力も強みだ。
今回はエコフォンに加え、参考出品としてペット樹脂を再利用した吸音材「Woven Image(ウーブンイメージ)」も展示した。グラスウールでは難しい立体的な造形が可能で、照明と組み合わせることで陰影を楽しむ壁仕上げ材としても活用が期待される新素材だ。また、同グループのサンゴバン製高透過ガラスも展示され、美術館やブランドショップのショーケース向けに、色味の少ないクリアな視認性を訴求した。製品全体にEPD(環境製品宣言)を取得し、CO₂排出量を見える化している点も、設計者のスペック選定において今後の強みとなりそうだ。



円形の吸音材「Ecophon」が壁と天井を覆う体感ゾーンの内部。外のざわめきが柔らかく吸音され、会話の声がクリアに届く効果を肌で感じられる。カウンターにはサンゴバン製高透過ガラスのサンプルも並んだ
円形の吸音材「Ecophon」が壁と天井を覆う体感ゾーンの内部。外のざわめきが柔らかく吸音され、会話の声がクリアに届く効果を肌で感じられる。カウンターにはサンゴバン製高透過ガラスのサンプルも並んだ


高密度グラスウールに表皮材を貼り、端部を塗装仕上げした円形の「Ecophon」。ISO規格で吸音性能の最高クラス「クラスA」を誇りながら、見た目はインテリアパネルと見紛う仕上がりだ
高密度グラスウールに表皮材を貼り、端部を塗装仕上げした円形の「Ecophon」。ISO規格で吸音性能の最高クラス「クラスA」を誇りながら、見た目はインテリアパネルと見紛う仕上がりだ

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