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【PR】商業空間づくりの高度な知見と、若い世代のエネルギーが融合し次代のデザインを創造する/LMIグループ
2026.05.20 | インタビュー
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LMIグループ(以下LMI)は、商業施設や店舗、展示会などをはじめとする空間づくりに携わり、サインやVMD、デジタルテクノロジーを活用したマーケティング関連事業までを手がける。その歴史は1987年に創業した群馬の看板制作会社からスタートし、店舗の内外装、グリーンやライフスタイル商材の販売など事業を拡大しながら、現在の幅広い空間づくりの知見と技術を培ってきた。2022年には、商業空間に携わる部門を、インストアマーケティングソリューション事業(以下IMS)として再編し、さまざまな領域を包括した提案や空間実現によって、多様化するクライアントのニーズに応える体制を構築している。
同社の取締役副社長 共同創業者の望田竜太氏は、「当社では、最先端のテクノロジーを活用して、今のクライアントのニーズやエンドユーザーの動向を分析し、より付加価値のある空間やデザインの提案をするべく取り組んでおり、その効果や実績を高く評価いただいています。一方でそれを実際に形づくっているのは、人の力と、これまで積み上げてきた経験です」と話す。

LMI 取締役副社長 共同創業者の望田竜太氏
同社の空間づくりは、クライアントのブランディングやマーケティングをもとに、デザインコンセプトの設計や店舗ディスプレイの制作施工を行うBD部(ビジネスディベロップメント部)と、店舗のディスプレイや空間デザイン、装飾などを手掛け、企画から施工までを一貫して行うCD部(クリエイティブディレクション部)の2つの部門が担当している。クライアントによって店舗やポップアップストアをつくる目的は、ブランドのビジネスのフェーズによって多岐にわたり、その細分化したニーズに応えるべく、柔軟に動くことができる体制が整っている。社内には、長年、空間づくりに携わってきたベテランだけでなく、20〜30代の若い世代の人材が多いのも特徴で、現在は大手のアパレルやコスメ、飲食、ハイブランドを中心に700社1200ブランド以上の案件があり、年間1万件以上のプロジェクトが動いている。
「コロナ禍を経て、クライアントのビジネスの形態や店舗の在り方が変化していくなかで、ブランド構築やデザイン、施工に携わる私たちも多角的な視点で提案を行なっていく必要がある。また、社名のLMIは、レガシーマーケットイノベーション(LEGACY MARKET INNOVATION)の略で、『レガシー産業を花形産業へ昇華する』ことをミッションに掲げています。これは、LMIが、その歴史のなかで積み上げてきたレガシーと、新しい時代の商業空間づくりへの思いを融合し進化してきた存在であり、その知見がクライアントの課題解決に寄与するという考えが根底にあります」
従来の店舗づくりに加え、次代のビジネスを見据えた空間提案、新しいブランドのイメージを発信するデザイン構築、海外ブランドが日本市場に新規参入する際のトータルでのサポートなど、近年、LMIの力が求められるケースは増え、若い世代の柔軟でスピーディーな対応力が活かされる場面も多いという。

LMI IMS本部 マネージャー 本間琢海氏
「数多くあるブランドのなかで、若い世代をターゲットとしたものも多く、クライアントだけでなく、店舗やポップアップストアが入る百貨店の担当者も世代交代が進んでいる。そこと同じ視点を持って提案しつつ、質の高い空間やデザインを実現する技術力を兼ね備えているのが当社の強みといえます」。そう語るのは、2018年に入社し、現在はIMS本部のマネージャーを務める本間琢海氏。最先端のテクノロジーを活用し、トレンドの空間やデザインを手がけながらも、内部の人材に目を向けると、人と人のコミュニケーションを重視し、現場でのある種の泥臭さのあるエネルギーを感じるのも印象的だ。
そのクライアントやエンドユーザーの視点に寄り添った空間づくりの姿勢が表れた事例を取り上げたい。
オーストラリア発の「MAISON de SABRÉ(メゾン ド サブレ)」は、革新的なデザインと高度な技術から生まれる美しいプロダクトが注目を集める革製品ブランド。同ブランドの伊勢丹新宿店でのポップアップストアは、望田氏が直接オーナーに話を持ちかけ、設計・施工に至った計画であった。
「もともとMAISON de SABRÉのことが好きで、他の商業施設でのポップアップストアへ行き、『店舗づくりだけでなく、何か手伝えることがあったら、ぜひ教えてほしい』とブランドオーナーに話したことがきっかけで、伊勢丹新宿店での仕事につながりました。当時は、日本の店舗での展開を始めたばかりで、オーナーは、ポップアップストアの空間にももっとこだわりたいという思いを持っていて、私もそれを一緒に実現したいと思っていました」と望田氏。

MAISON de SABRÉ、オーナーによるポップアップストアのイメージスケッチ
特に百貨店のポップアップストアは、周辺環境の影響が大きく、また、什器や装飾におけるレギュレーションも多い。オーナーが描いたイメージスケッチを元に、その世界観を実現するため、オーナーだけでなく百貨店ともコミュニケーションを重ねていった。
商品の棚を設けるベースは、既設のパンチングのボードであったため、その表面をシートで覆い、ブランドを象徴するチャームを飾る額を掛けて、シンプルながらもアイコニックなポップアップ空間を立ち上げた。シートに施したグラデーションや色は、いくつものパターンを提案して、微妙な色合いを具現化。加えて、看板やサイン制作を得意としてきた同社ならではのシートの施工精度もオーナーや百貨店側から高く評価された。
「一つのブランドの店舗としてだけでなく、施設の既存空間との関係性を考慮した美しい施工は、百貨店側への印象も良くなり、ブランドのその後の出店計画にも影響していきます」(望田氏)

MAISON de SABRÉ 伊勢丹新宿店のポップアップストア。既設のパネルなどを活用しながら、ブランドの世界観を表現した
また、このプロジェクトにおいては、1人の担当者がヒアリングから施工の管理まで一貫して窓口となって動く、アトリエ事務所のようなデザインプロセスも特徴といえる。
「当社では、プロジェクトの規模の大小に関わらず、基本的に1人の担当者が計画全体を管理する体制で動きます。クライアントからの要望や細かなやり取りを正確に現場に落とし込みながら、スピード感を持って動けますし、その能力のあるメンバーが揃っています。この瞬発力のようなエネルギーは若い人材ならではのものと言えるかもしれません。一方で、そこで必要になった技術的な面や課題に対しては、熟練のベテランがしっかりと脇を固めて支えています」と本間氏。
店舗を設ける環境を考慮しながら、ブランドの世界観を強く発信する空間づくりの事例として、韓国の人気ダーマコスメブランド「AESTURA(エストラ)」の渋谷ロフトのポップアップストアも挙げられる。
「コスメブランドのクライアントであるため、空間の美しいデザインや収まりが求められる一方で、長年営業している館の設備をどのように活用するかが一番の課題でした。一部、高さが同一ではない什器や棚があり、それらを感じさせないよう、機能性と意匠性を両立したプランを提案するにあたり、チームのデザイナーが全体イメージから各スペースに必要な資材を仕様の詳細と出力データを作成して、クライアントとのイメージの仕上がりに齟齬がないように進行していきました」(本間氏)


このデザインをクライアントが気に入り、ここで制作した装飾の一部は他のポップアップ会場でも使用された
「ポップアップストアだからこそ、チープに見せず、ブランドの世界観をしっかりと表現することが重要です。そのため、クライアントの思いやこだわりを細かく汲み取り、言葉にならない部分までデザインに取り込むことに注力しました。また、そのデザインを正確に仕上げることができる当社の施工技術があってこそ、この空間が実現できました。結果的に、クライアントに喜んでいただけただけでなく、次の出店にもつながったことも嬉しかったですね」と本間氏は話す。
「さまざまなクライアントと仕事をさせていただくなかで、その企業やブランドが成長していくのを、私たちの空間づくりやデザインが後押しできていると感じることが喜びです。そして、目の前の空間の質を高めていくことが、その未来につながる。その過程で、時にブランドのファンのように思いを傾け、また時に仲間のように寄り添いながら、クライアントのビジネスに欠かせない存在になっていきたいですね」と語る望田氏。
社会におけるライフスタイルの多様化とともに、商業空間の在り方が大きく変化していく中で、その流動的なニーズに柔軟に対応しながら、これからの時代の空間デザインを生み出していくLMIに今後も注目したい。

