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LITEWAVEを用いた屋外ファニチャーの可能性 LITEWAVE×KAIS/モーブル

2026.01.28 | レポート

上/リゾートホテルの露天風呂に隣接した休憩スペースに、水はけの良いライトウェーブ製クッションを配置


福岡県大川市に本社を構える家具メーカー・モーブルは、ポリエチレン100%の革新的なクッション素材「LITEWAVE(ライトウェーブ)」を製造。大川の自社工場で製造から加工まで一貫体制を構築した。同素材をクッション材として活用した屋外家具シリーズ「KAIS」は、ホテルやリゾート施設を中心に注目を集めている。
同素材の最大の特長は、優れた透水性である。メッシュ状の三次元構造により水を瞬時に透過させ、雨に濡れても素早く乾燥する。従来のウレタンクッションでは、雨天時に屋内への移動やカバー掛けが必須だったが、ライトウェーブは屋外に置いたままでも問題ない。実際、リゾートホテルを中心に、温浴施設の露天風呂脇、プールサイド、テラス席、サウナの外気浴エリアなどで採用が進んでおり、スタッフの負担軽減に大きく貢献している。また、ホテル上層階のレストランのテラス席では、全席のクッションをウレタンからライトウェーブに入れ替え、雨天時の対応が劇的に改善された事例もある。
機能面では、高反発性により底付き感がなく、50㎜程の厚さでも十分な座り心地を実現。通気性に優れるため蒸れにくく、カビやダニの発生を抑える衛生面でのメリットも大きい。耐久性も高く、屋根のある環境では数年以上の使用が可能だ。初期コストはウレタンより高いものの、交換頻度の低減と日々のメンテナンス労力を考慮すれば、トータルコストでは優位性がある。さらに、ポリエチレン製のため焼却時に有害物質を発生させず、工場内では端材を再ペレット化して循環利用するなど、環境配慮の面でも評価できる。
カバー材にはフランスのセルジュフェラーリ社製メッシュ生地を採用し、耐候性と透水性を両立。色展開は11種類で、用途に応じて防水生地や撥水生地も選択可能だ。特注対応も積極的に行っており、既存家具のクッション交換から新規造作まで、設計段階から相談できる。
コロナ禍以降、屋外空間の需要が高まる中、ライトウェーブはホテルを中心に、屋外空間を快適に過ごすための家具や休憩エリアの選択肢として存在感を増している。



ライトウェーブの透水性を実証。シャワーをかけても水が素材内部に留まらず、瞬時に透過して流れ落ちる
ライトウェーブの透水性を実証。シャワーをかけても水が素材内部に留まらず、瞬時に透過して流れ落ちる


ホテルのプールサイドのサンベッド。既存フレームを生かしクッションのみをライトウェーブに交換し、品質維持とメンテナンスを大幅に削減した
ホテルのプールサイドのサンベッド。既存フレームを生かしクッションのみをライトウェーブに交換し、品質維持とメンテナンスを大幅に削減した


モーブル

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