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発研セイコー・本社ショールーム
2026.01.22 | ショールーム
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上/3 階コンセプトフロア入ってすぐのYAA の展示エリア。シンプルかつ印象的なYAA のコンセプト展示がデザイナーの創造力をかきたてる
理想のサインデザインを具現化、進化させる技術と情熱
4LEDをはじめさまざまな素材や技術を用いたサイン、チャンネル文字、導光板、切り文字など、商業空間に欠かせない製品の設計から製作まで行う発研セイコー。東京・足立区の自社工場に始まり、現在では他県や海外にまで拠点を拡大。大手設計施工会社やデザイン事務所と協働し、多くの空間デザインに携わる。自社工場には加工、製造のための約130種類の機械が並び、切断から精密な切削や彫刻、曲げ、鏡面仕上げ、溶接、塗装、印刷、3D成型などあらゆる表現が可能で、すべて自社用にカスタマイズされている。これだけの加工が1つの工場でできる環境は珍しく、年間1万件以上のプロジェクトに応えるベースとなっている。

金属調やエイジングの錆の風合い、素材シートに合わせた木目調など、さまざまな質感表現ができる「ハイディティール塗装」。ショールームを訪れることで新たな発見があった
今回、ショールーム兼工場を訪れた乃村工藝社の松﨑道生氏は、「LEDサイン1つとっても、色の表現、組み合わせる素材や加工の種類、素材と光による相乗効果など、多彩なバリエーションがあることを知り、創造力を刺激される。こんなにもたくさんの表現ができることを知らなかった」と驚きの声を上げる。同社では依頼を受け、デザインや製作、設置方法まで見据えて打ち合わせを重ね、細かな要望まで工場で試作を行う。社内の約20の部門には、開発・製造に携わる熟練の職人のほか、3Dによる図面作成や設置イメージのシミュレーション、施工チームまであり、他社で1カ月かかる製作も約2週間で依頼から納品まで行うスピーディーな工程を可能にしている。この体制づくりの背景には「できないではなく、どうすればできるか」という同社の理念があるという。

ショールーム直結の工場では、同社が独自にカスタマイズしたさまざまな加工機が並ぶ。製作現場を見ることで、同社の技術力の高さを目の当たりにした
「ブランドの世界観を表現するサインは、時にディテールまで高いクオリティーが求められる。発研セイコーのものづくりの空気感は、妥協をせずに理想のデザインを共に形にしてくれる安心感がある。また、あらゆる表現方法が用意されていることで、サインを超えたアートのような空間の付加価値となるデザインを後押ししてくれそうだ」と話す松﨑氏。ものづくりの原点とも言える、表現への追求と情熱に触れてみてほしい。

GUEST
松﨑道生氏
(乃村工藝社)
https://www.nomurakougei.co.jp/
発研セイコー・本社ショールーム
- 東京都足立区入谷5-15-5
- 営業時間 8:30 ~ 17:30
- 定休日 土曜、日曜
- TEL. 03-3890-1733
- URL. https://www.hakkenseiko.jp/

