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オカムラガーデンコートショールーム

2026.01.22 | ショールーム

上/3 階コンセプトフロア入ってすぐのYAA の展示エリア。シンプルかつ印象的なYAA のコンセプト展示がデザイナーの創造力をかきたてる


個と集団が調和し、まざりつながる働き方を提案
─体験から共創へと進化を遂げたオカムラショールーム─

オカムラは東京・赤坂見附のショールームを「Wedentity『わたしたち』として働く。」をコンセプトにリニューアルした。Wedentityとは、個人(Identity)と集団(We)を掛け合わせた造語で、一人ひとりが自分らしさを保ちながらチームとして協働する新しい働き方を表現している。今回はIINの照井洋平氏とともに、ガーデンコート棟3階「コンセプトフロア」タワー棟3階「クラフトマンシップエリア」、タワー棟2階「エグゼクティブエリア」を案内してもらった。



YAA を実際に使ってみると、そのサイズ感や仕上げのディテールがよくわかる
YAA を実際に使ってみると、そのサイズ感や仕上げのディテールがよくわかる


3階のコンセプトフロアに足を踏み入れると、照井氏は空間の印象的な変化を指摘する。「以前は製品を数多く紹介する場でしたが、今回は伝えたいメッセージを明確に伝える場へと、コンセプトや目的が大きく変わっています。600㎜角タイルのモジュールを基本として空間に徹底的に落とし込むことで、ノイズのない美術館のような空間を実現し、製品が際立つ空間になっています」。統一されたグリッドシステムが生み出す秩序ある空間は、製品本来の魅力を際立たせている。



マテリウムにはさまざまな素材サンプルがそろい、製品検証ができるだけでなく、デザイナーやメーカーの打ち合わせ・発表の場としても活用できる
マテリウムにはさまざまな素材サンプルがそろい、製品検証ができるだけでなく、デザイナーやメーカーの打ち合わせ・発表の場としても活用できる


このフロアの中心となるのが新製品「YAA(ヤア)」だ。心地良い境界をつくることで、人と人、チームとチームをつなげるまったく新しいコンセプトで生まれたブレンディングファニチャー。25階に新設した同社のオフィス「WeLabo」では、実際にYAAを活用した働き方を実践する。ガーデンコート棟3階コンセプトフロアに新設された「MATERIUM(マテリウム)」は、照井氏が特に注目するエリアだ。大判のファブリックや環境配慮型の素材など、国内外のブランドのサンプルを取り揃え、検証ができるようになっている。「豊富な素材のライブラリー機能はもちろんですが、1800Kから12000Kまでの光環境を再現し、実際に家具の色や質感を検討できる点が魅力的です。



ギリスのBoss Design のソファも体感可能。一人掛けからパブリックスペースまで幅広いラインアップをそろえている 
ギリスのBoss Design のソファも体感可能。一人掛けからパブリックスペースまで幅広いラインアップをそろえている 


オフィス案件だけでなく、物販や飲食店案件の打ち合わせにも活用できるのも嬉しい。今後、多くのデザイナーがこの場所を利用することで、多様な業態の素材や使い方の知見が蓄積されていけば、新しいオフィス空間デザインが生まれるきっかけになるかもしれません」。
タワー棟3階のクラフトマンシップエリアでは、同社のモノづくりへのこだわりを象徴するチェアの数々を体感できる。スマートオペレーション機能を搭載したコンテッサセコンダや、バックカーブアジャスト機構を持つシルフィーなど、多彩なワークチェアが並ぶ。昇降デスクのコーナーでは、体格に合わせた最適な天板高さを実機で体験できる。照井氏は電動昇降デスク「Swift(スイフト)」シミュレーターに注目し、「身長を入力すると最適な天板の高さが表示され、自分の体格に合う高さを具体的に知ることができます。立って働く姿勢を経験すると身体が楽になるので、実際に働いて体験できるコワーキングスペースがあってもよいかもしれませんね」と提案した。



昇降デスクの体感エリア。身長を入力すると天板高さを提案してくれる。常日頃、決まった高さで仕事をしている人には新たな知見が得られるだろう
昇降デスクの体感エリア。身長を入力すると天板高さを提案してくれる。常日頃、決まった高さで仕事をしている人には新たな知見が得られるだろう


タワー棟2階のエグゼクティブエリアでは、木調パーティションやエグゼクティブチェア・デスクを展示し、企業のビジョンや価値観を表現しながら、社員との一体感を高め、活発なコミュニケーションを促す空間を提案する。見学を終えた照井氏は、リニューアルの本質をこう総括する。「新しいショールームでは、”まざり、つながる”ことへの期待を感じました。デザイナーと家具メーカーがそれぞれの持つアイデアや知見を組み合わせることで、新しい空間表現の可能性が広がると感じています」。単なる製品展示場を超えて、設計者とメーカーが対話し、共創する場へと進化したショールーム。オカムラが培ってきたクラフトマンシップと、これからの働き方への洞察が随所に感じられる空間である。




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GUEST
松﨑道生氏
(乃村工藝社)
https://www.nomurakougei.co.jp/

オカムラガーデンコートショールーム

  • 東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート3 階
  • 営業時間 10:00 ~ 17:00
  • 定休日 土曜、日曜、祝日
  • TEL. 03-5276-2001
  • URL. https://www.okamura.co.jp/showroom/

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