
-
屋内外の空間づくりの知見と独自素材の家具が付加価値を生む/リュクスアンドデザイン
2025.11.28 | レポート
-
上/リサイクル木材とリサイクルプラスチックを原料としながら、高い耐久性・耐候性を持ち、豊かな質感の表現が可能なオリジナル素材「ラスティバル」を用いたベンチ。自社で製造から一貫して手掛けるため、さまざまなデザインのオーダーに対応可能
撮影:Nacasa & Partners
東京と静岡を拠点に、店舗空間のデザインやランドスケープデザイン、ファニチャー(FF&E)などの設計・製造まで一貫して手掛ける、リュクスアンドデザイン。社名のリュクス(LUXE)は、単なる豪華さのことではなく、空間の本質的な価値に焦点を当て、その空間を使う人にとっての価値や魅力を生み出すことを示すもの。特に近年、商業や住環境を問わず、屋内外のシームレスなつながりに付加価値を見出すような空間デザイン、プロダクトづくりにおいてニーズが高まっている。
同社が得意とする家具デザイン・製造の中で、外部環境での設置を考慮したオリジナルの素材「ラスティバル」を用いた提案も特長の一つ。ラスティバルは、リサイクル木材とリサイクルプラスチックを原料とする再生材で、これまでにない木質感を実現。耐久性・耐候性に加え、撥水性や防滑性が高いため、屋外の雨でも滑りにくく腐朽に強い。表面には、社内クラフトマンによる手仕事とエンボス加工により一枚一枚異なる質感を施すことができるほか、エイジング加工を施すことも可能で、風合いを持たせて既存の空間と調和させることもできる。また、使い続けることでより自然なツヤ感が生まれ、経年変化も楽しめる。
国内工場で素材の製造から手掛けるため、空間に合わせたミリ単位での設計、ディテールの表現ができ、受注後約1~1.5カ月程度での短期納品を実現しながら、これまで屋内家具でしかできなかったような魅力的なデザインをオープンエアの空間に取り込むことも可能だ。この素材を用いたベンチやチェア、テーブルといった家具、デッキ材などを活かし、最近では大型商業施設のパブリックスペース、ホテルのルーフトップテラスやプールサイドにも賑わいのシーンを創出し、価値あるロングライフデザインを提供する。
また、植栽なども含めたランドスケープデザインや施工も得意としており、空間の設計者や事業者が求める屋内外のコーディネーションにトータルで対応できるのもポイント。国内では稀有な屋外環境デザインブランド「ラスティバル」の協働により、これまでなかったような新しい空間づくりにチャレンジできるはずだ。

「静岡市静岡医師会健診センターMEDIO TERRACE」屋外環境デザインの強みを生かし、屋内でありながら屋外の開放感を創出した設計

「鮨かんざき」では、鮨の手仕事に焦点を当て、店内の設えに職人の技法と技量を生かす。箔による艶やかな天井、精密且つ味わい深い格子戸など「伝統と進化」を設計に落とし込む
リュクスアンドデザイン
- TEL. 054-269-5413
- URL. https://rustyval.jp/

