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傾聴力と企画力で、 最適解としてのデザインを導く/ユニオンテック
2025.11.28 | レポート
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上/ボタニカルライフスタイルブランドや美容家電ブランドを展開する「I-ne 大阪本社」(2025年6月号掲載)。「SocialBeauty Innovators BASE」をコンセプトに、5層全フロアでバイオフィリックデザインを採用。心身のリラックスと生産性向上を促す環境を整えた。レセプションには、自然の循環を想起させるバルダリウムを配置
ユニオンテックは、オフィスや商空間を中心に企画から設計デザイン、施工までをワンストップで担い、年間150件以上の空間プロジェクトを手掛けている。2000年に内装仕上げ工事業として創業して以来、事業領域を広げながら成長を続けてきた。現在は、東京・渋谷の本社に加えて大阪とベトナムに拠点を持ち、美容医療クリニック・ラグジュアリー住宅・海外飲食店舗の設計施工、古民家再生、 CGパース制作など幅広く展開している。また、建設業界の働き方や環境整備に向けた取り組みも積極的に行っており、業界内でも高水準の待遇や、社員のチャレンジを後押しする風通しの良さも特徴である。
ワークスペース事業部では、成長企業のオフィスづくりに多数携わってきた。大切にしているのが、デザインの前段階の「傾聴」である。プロデューサーやデザイナーが丁寧なリサーチとヒアリングを通じて、企業の代表や社員の思い、文化や目指す姿を深掘りしていく。単に与件を聞くのではなく、提案と対話を重ねながら、人に寄り添い、企業の潜在的な課題をすくい上げていく。「デザインの良し悪し以上に、“誰とつくるか”でユニオンテックを選んだ」というクライアントの声が多いのは、その傾聴力があるからだろう。
そうして導いた課題を整理し、その企業ならではの最適解をデザインとして表現する。コンセプトから空間デザインまで、一貫したストーリーで構築していく企画力もまた、ユニオンテックの強みである。最大公約数の空間ではなく、企業の個性を昇華したデザインは、「万人受けはしないけれど、いちばん好き」と評されることが多いという。こうした企画力を養うための研鑽も日々、社内で行っている。ワークスペース事業部では、月に1回勉強会を開き、「1000通りの働き方を考えよう」といったワークショップを通して、柔らかい発想から言語化するまでのトレーニングを重ねている。
徹底的なヒアリングと関係性から導き出されるデザインは、その企業の最適解となり、未来をつくる。ユニオンテックはこれからもさまざまなチャレンジを続けながら、傾聴力と企画力で、オンリーワンの価値を提供し続けていくだろう。

ユニオンテック自社オフィス。刺激的で楽しいオフィスを目指し、渋谷のカルチャーと企業カルチャーをミックスさせるよう、若手アーティストの作品を随所に取り入れた「ラボ」のような空間

IT エンジニアに特化した人材派遣の会社Geekly のオフィス。採用候補者のためのミーティングエリアを重視し、未来を連想させるようなデザインを取り入れた

