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自在に変形する家具が、働き方を最適化する/Flexispot Japan

2025.07.28 | レポート

上/ブースの様子。来場者は実際に昇降する様子を見ながら、製品を体感していた


「FlexiSpot(フレキシスポット)」は、2002年に創業し、中国・寧波に本拠を置く家具メーカーで、深圳証券取引所にも上場している。リニアドライブ技術をオフィス家具やインテリアに活用し、企画・製造・販売までを一貫して自社で行っている。コストパフォーマンスと性能のバランスに優れた製品を展開し、2016年には日本法人を設立。埼玉県に本社を構えたことで、アジアをはじめ欧米、オセアニア各国で昇降デスクを中心に、在宅ワークやオフィス分野で着実にシェアを広げてきた。
「New working, new living」をコンセプトに掲げる同社は、自由に高さを変えられる昇降デスクや、体勢や用途に応じてくつろぎ方を変えられるリクライニングソファなどの新製品を中心に展示し、働き方と暮らしの変化に対応する家具の提案を行った。
ブース内に設けられた高さ3600㎜の壁面には、同社製品の要となるモーターとフレームをパーツごとに展示。昇降機構の仕組みや、天板の多彩なバリエーションを視覚的に伝えていた。新製品には、従来品よりも高性能な「ブラシレスモーター」が採用されている。摩耗するブラシを使わず電子制御で駆動することで、耐荷重は最大200kgに向上し、昇降スピードも速くなり、製品寿命は約2倍に延びたという。天板とフレームを自由に組み合わせることができ、天板はホワイト、ブラックのほか、木目調など100種類以上に及ぶ、日本では類を見ない豊富なラインアップをそろえる。
日本における昇降デスクのリーディングブランドとして、新たなデスクの形を追求し続ける同社。その取り組みの一貫として提案したのが、昇降式作業台「DuoDesk」。上下二段の天板を備え、通常時はパソコン作業、上段を引き上げればDIYにも対応する。作業シーンを柔軟に切り替えたいクリエイターに向けたイメージモデルだ。
そのほか、デスクワークをしながら運動できる小型フィットネスバイク「V9 Lite」や、細かな部位の調整が可能なオフィスチェア「C7 Morpher」、ゲームプレイヤー向けの昇降式デスク「E7 Gaming」など、働き方や生活スタイルに合わせて使える製品がそろった。自分の身体や環境に合わせて調整できる家具は、多様化するワークスタイルに対応する選択肢のひとつとして、今後さらに注目を集めそうだ。



モーターやフレームパーツを展示し、動作の仕組みや構造、機能を伝える壁面。前面には小型フィットネスバイク「V 9 Lite」。天板や座面の高さや位置、荷重を変えられる
モーターやフレームパーツを展示し、動作の仕組みや構造、機能を伝える壁面。前面には小型フィットネスバイク「V 9 Lite」。天板や座面の高さや位置、荷重を変えられる


上下2段の天板によって作業シーンを切り替える昇降式作業台「DuoDesk」とオフィスチェア「C8」
上下2段の天板によって作業シーンを切り替える昇降式作業台「DuoDesk」とオフィスチェア「C8」


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