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1918年に創業の神保電器は、スイッチやコンセントなどの電気配線器具を製造販売してきた専門メーカー。国内工場で主要な製品シリーズの製造を行い、幅広い需要をカバーすべく個性豊かなキャラクターを持った製品群を展開している。
今回がオルガテックへ初出展となった。これまで展開してきた「J・WIDE SLIM シリーズ」と「NK SERIE」に加え、新たに「artific series（アーティフィックシリーズ）」を発表し、空間に調和する配線器具の新しい提案を行った。
「J・WIDE SLIM シリーズ」は、薄型でフラットな形状の洗練されたデザインが特徴。住宅や商業施設、オフィスなど幅広い空間で採用されてきた。また、2009年に販売を開始した「NK SERIE」は、機能美を追求したミニマムなデザイン。建築家やデザイナーなど、こだわりある空間設計のプロフェッショナルから高く支持されてきた。新たに発表されたアーティフィックシリーズは、「ワードローブから服を選ぶような感覚」で、スイッチやコンセントをインテリアコーディネートの要素の一つとして選んでほしい、という発想から生まれた。カラーは、キネティックホワイト、コンテンポラリーグレー、グレーシャスベージュの3色。いずれも落ち着きあるニュアンスカラーで、さまざまなインテリアになじむよう考えられている。スイッチ操作板に表示する「kitchen」「bathroom」などの空間名称などは、それぞれのカラーの世界観に合わせ、書体や配置を変えている。また、スイッチプレートは金属蒸着フレームをアクセントとして組み合わせた仕様も選ぶことができる。
アーティフィックシリーズの展示コーナーでは、アーチや円のモチーフを取り入れ、ストリングスカーテンで囲われた空間には、ドレッサーに製品をディスプレイ。小物や雑貨と共に展示され、シリーズの持つニュアンスある柔らかい世界観が空間でも表現されていた。アーティフィックシリーズが加わり、神保電器の配線器具はさらにバリエーションが豊かになった。スイッチやコンセントも、設計コンセプトやインテリアに合わせて選ぶことで、より一貫性のある空間が可能となるだろう。