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セラトレーディングの和モダンなベッセル型手洗器

2016.11.21 | INFORMATION

TOTOのグループカンパニーとして、海外の優れたデザインの水回り機器を輸入・販売するセラトレーディング。TOTOが国内製造を中心に行うのに対し、それを補完するかたちで欧米の文化とともに多くのトップデザイナーの作品も展開してきた。現在は9カ国・23社を取り扱う。



アイテムの6〜7割は洗面器で、残りがバスタブや水栓金具だ。水回りのアクセサリー類やキャビネット、カウンターなどの家具も一部ラインアップする。また、自社開発によるオリジナル製品も展開しており、海外にも引けを取らないデザイン性とともに、よりユーザーのニーズを汲んだものとなっている。



同社が取り扱うプロダクト、サービスのポイントは、まずデザイン性。次に、日本の水回りにおける使用環境を鑑みた高い信頼性だ。TOTOのものをベースに独自の基準を設け、品質意識には強い自信を持つ。そしてアフターサービス。トラブルやクレームの発生しがちな水回りにおいて、商品以上に重要な点とも言える。ここでもやはり全国に拠点を持つTOTOメンテナンスのバックアップがある。



今年12月発売予定の「VERNICA(ベルニカ)」は、同社のオリジナル手洗器。信楽焼による和風のベッセルタイプの手洗器だ。シンプルでモダンなテイストを感じさせ、部屋の和洋を問わない。また器の存在感がある手洗器のため、空間のアクセントにもなる。ボールが独立しているので、組み合わせる水栓との意匠性も楽しめる。



ろくろの跡をイメージさせるラインを型に残し、釉薬は職人が一つ一つ手で掛けるなど、全体に手仕事を感じるハイタッチな仕上げ。一方でリムはエッジを立たせた断面形状とし、ベッセルのトレンドでもある薄さを演出する。信楽焼のおおらかさを中和するような非常に繊細なディテールだ。



φ360㎜とφ270㎜の2サイズ展開で、釉薬の種類で3色を揃えた。グレービードロ釉は青碧に近い淡いブルーグレーで、釉薬の溜まりや滴り具合にも風合いがある。貫入(焼成時に釉薬にできる細かなひび)も工芸品ならではの意匠だ。黒マット釉は結晶による模様が特徴。光沢の違いが落ち着いた黒の中でも表情を見せる。白マット釉は信楽焼らしさを残した、最もプレーンで素朴な印象となっている。



グレービードロ釉、価格:(φ320㎜/φ270㎜以下同)43,000/33,000円
グレービードロ釉、価格:(φ320㎜/φ270㎜以下同)43,000/33,000円


黒マット釉、価格:39,000/29,000円
黒マット釉、価格:39,000/29,000円


白マット釉、価格:39,000/29,000円
白マット釉、価格:39,000/29,000円

セラトレーディング

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