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人と環境に優しいオフィス空間と家具を提案/関家具
2025.07.28 | レポート
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上/2025年3月に東京・京橋にオープンした関家具 コントラクト東京京橋ショールーム。中央テーブルには「KOLO」パネルのバリエーションと、「エルゴヒューマン」のパーツを並べ、自由に組み合わせたカスタムオーダーサービスを行う
関家具は1968年、家具生産量日本一を誇る福岡県大川市で創業した家具の総合商社である。35の自社ブランドを持ち、国内で直営店 31店舗を運営する。売上の半数を占める卸売り事業を主軸に、小売事業、コントラクト事業の3本柱で事業を展開する。
ホームユース家具のイメージが強い同社だが、近年はオフィスやホテル、飲食店などの商空間への家具やインテリア提案を行うコントラクト事業に力を注ぐ。2025年3月には、オフィス、コントラクト向けのショールームを東京・京橋にオープンさせた。ここでは事業の軸となる3ブランドに絞って展示を行う。
「KOLO」は、コロナ禍以降のオフィスのスタンダードなワークスペースとなった個室型ワークブースである。側面と内部のパネルをカスタムオーダーできるのが最大の特徴で、ショールームでは側面パネル12色と内部の不燃パネル41色の実物大判サンプルを展示。実際に色合わせをしながら打ち合わせができるため、デザインのイメージが描きやすい。
「FOCUS」は、国産ヒノキを使用したワークブース。木質化が進む空間に適したブースで、木特有の割れや反りが発生しにくいCLTを使用。扉を開けるとヒノキの香りに包まれ、森林浴をしているような心地良さが感じられる。
「エルゴヒューマン」は、販売20年を迎えた多機能チェア。人間工学を基にして開発・設計されており、利用者の体格や姿勢に応じて自動でポジションが調節され、着席時は腰をサポートして快適な座り心地を維持する。今回新たにコントラクト向けにカスタムオーダーサービスを開始。通常のラインアップに加えて、日本未発売の張り地とカラー、キャスターの種類などの有無が選べる。
2025年夏には、同社初となるコントラクトの総合カタログを発刊し、オーガニック素材を使用したオフィス向けシステム収納家具ブランド「min.」を発売予定だ。
人と環境に優しいオフィス空間を提案する京橋ショールームを訪れて、実際に商品に触れて、使い心地を体感してみてはいかがだろうか。
個室型ワークブース「KOLO」。優れた防音・吸音設計で外部の音を効果的に遮断し、室内の音の反響を抑えて集中力を高める。サイズ展開は6種類
オーガニック素材を用いたシステム家具シリーズ「min.」のテーブル
関家具
- TEL. 03-6420-3548
- URL. https://business.sekikagu.co.jp/