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大きなガラス面に設置できる超薄型透過LEDビジョン/オール

2025.04.28 | レポート

上/ブースでは、新製品の超薄型や屋外用をはじめ、スタンド式など多様なタイプのLEDビジョン製品が展示された


オールは、LEDビジョンをはじめとするデジタルサイネージの企画から製造、販売、設置・調整まで、ワンストップで手掛ける。世界のLEDビジョンの80%が製造される中国に自社工場を構え、グローバルな動向を把握しつつ、日本市場のニーズに合った製品を開発している。今回のJAPAN SHOPでは、新製品が中心に展示された。
注目は、ガラス面の室内側に設置できる超薄型の透過LEDビジョンだ。透過性を持つので、採光や視線の抜けを確保しながら、屋外に向けてアピールをすることができる。フィルム型の「Mirage Series(ミラージュシリーズ)」とメッシュ型の「Riddle Series(リドルシリーズ)」が、新たに発売された。フィルム型は高い透過性を持ち、メッシュ型は高解像度な表示が可能という特徴を持つ。さらに、メッシュ型には、素子とICが一体になっている「統合型」と、ICが分離されている「分離型」がある。必要な機能や予算に応じて、選ぶことができる。スクリーンサイズは、フィルム型が幅240㎜・高さ2000㎜、メッシュ型の「統合型」が幅250㎜・高さ1950㎜。同型製品を上下に二つつなぎ合わせることで、約4mの高さを持つLEDビジョンとなり、大きなガラス面にも対応できることが大きな特長だ。
屋外用のLEDビジョン「Ember ELITE Series(エンバーエリートシリーズ)」は、LEDモジュールの表面全体を樹脂でコーティングし、耐久性を高めるGOB技術を採用したもの。従来よりも頑丈で解像度が高いため、屋外でも人の手が届く範囲に安心して設置することができるようになった。また、黒い部分の面積が多くなってコントラストが高まり、日中の強い日差しのもとでも綺麗な映像を見ることができる。500㎜角のパネルを縦横に組み合わせ、大きなビジョンをつくることが可能だ。技術が進化し、LEDビジョンを利用できる場所や用途がさらに広がっていることを感じさせる展示となった。オールは、東京・浜松町と大阪・堺筋本町に予約制ショールームを構えており、実物を見ながら、導入方法について相談することもできる。



ガラスに設置できる超薄型LEDビジョン。右からフィルム型「Mirage Series」、メッシュ型「Riddle Series」の統合型、分離型
ガラスに設置できる超薄型LEDビジョン。右からフィルム型「Mirage Series」、メッシュ型「Riddle Series」の統合型、分離型

背面を見るとそれぞれの違いがよく分かる。左は透過性が高いフィルム型、中央はフラットなメッシュ型の「統合型」、右はICと素子が分かれて見える「分離型」
背面を見るとそれぞれの違いがよく分かる。左は透過性が高いフィルム型、中央はフラットなメッシュ型の「統合型」、右はICと素子が分かれて見える「分離型」

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