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ロースタイルでリラックスしたオフィスコミュニケーション/ライオン事務器

2023.11.28 | REPORT

上/屋外用家具を思わせるデザインで、伸びやかなリラックス感を演出。ローテーブルを囲んだ開放的な空間は自然とコミュニケーションを生む


創業は江戸時代にまでさかのぼるオフィス家具・事務用品のライオン事務器。暖簾の古さにおごることなく、近年は目まぐるしいオフィス環境の変化に応じた商品も多く展開している。
2023年に発売開始した「Skog(スコーグ)」もその筆頭だ。生産性向上やワーカーの働きやすい環境づくりのため、コミュニケーション重視のデザインが求められる中、安心感やリラックスが得られる場づくりとして、たき火を囲んだときのような低い視線でのコミュニケーションに着目。“ロースタイル”をテーマに、開放感や自由な雰囲気、そして昨今のブームも反映して、アウトドアテイストを取り入れたプロダクトとして生まれた。
アイテムとしては、「コンビパネル」「ラウンジ用チェア」「ローテーブル」というシンプルな3種構成。いずれも黒の同径丸パイプに、テクスチャー感のあるファブリックやアースカラーを用いてコーディネート性を意識した。グリーンの多いオフィスとも相性が良いだろう。
2面から4面を組み合わせるコンビパネルは、やや傾斜して自立し、使うと見た目以上に囲み感がある。上下に抜けを設けることで開放感が出て、外からも人の存在がわかる。ローテーブルは高さを380・540㎜、天板形状で円形と8角形をそれぞれ組み合わせる。540㎜のタイプではラウンジ用チェアに腰掛けた際にPCを使いやすい高さとした。ラウンジ用チェアで特徴的なのはロッキング機能だ。ゆるやかに揺れることで、リラックス効果も期待できる。軽やかさや自由さがある一方、オフィス家具としての耐久性や使い勝手など、仕様はしっかりと詰めた。
同社のラインアップでもコンセプトの際立ったシリーズで、2023年4月の「オルガテック東京」でも耳目を集めていた。キャラクターがはっきりしていて、オフィス然とした空間でも印象に残る。スポット的に採用してもオフィスの雰囲気やイメージを変えていくことに貢献できるだろう。



パネルを背面に設置してソロワークスペースに。自分だけの空間が思考をより深めるだろう
パネルを背面に設置してソロワークスペースに。自分だけの空間が思考をより深めるだろう


自然にリラックス姿勢を取りやすい、ゆるやかに揺れるロッキング脚仕様の「ラウンジ用チェア」
自然にリラックス姿勢を取りやすい、ゆるやかに揺れるロッキング脚仕様の「ラウンジ用チェア」


ライオン事務器

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