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オフィスを快適空間にする香りの効果/アットアロマ

2023.10.27 | REPORT

上/アットアロマオリジナルのディフューザーにより安定した香りを提供する。器具を隠すことも、シーズンに合わせて香りを変えることも可能


広い意味で働き方が変わり、近年のオフィス、働く場の変化が著しい。さらにパンデミックが拍車を掛け、ワークスタイルの多様化をより促進させた。特に近年は働く人の心身や快適性を重視した考え方が浸透している。“健康経営”という言葉も聞かれ、建築的なカタチだけでなく、光や空気、音、香りなど人間の生理に直接関わる部分のデザインも進んできている。
アットアロマはその香りをデザインする企業だ。20年以上、天然香料(エッセンシャルオイル)に専門特化し、ホテルや百貨店、空港ラウンジなどの空間で提供。香りによってブランディングやホスピタリティーに貢献する。
オフィスという領域でも同社の香りの実践は進んでいる。香りは、人の心理や感性に直接働きかける要素だ。消臭や冷感効果の期待できるアロマによって、働く人たちのストレス軽減につながる。アフターコロナで空間自体の快適性や健康度に敏感になり、採用も増えている。また、トレンドであるバイオフィリック・デザインとも相性が良い。
オフィスでは、ビルの共用部環境と実際のワークスペースにアロマを提供する場合がある。
共用部では、主にビルオーナーやディベロッパーなどがビル自体の価値向上、ブランディングとして採用している。野村不動産のビルブランド、PMO(Premium Midsize Office)では、全ビルの1階エントランスでオリジナルアロマを展開している。
ワークスペース内の香りは、かつてはレセプションなど限られたエリアだったが、現在はリラックススペースやコミュニケーションルーム、集中ルームなど、目的や機能に応じた香りをセッティングすることもあるという。富士通では汐留本社を始め、大都市などの主要拠点でワークスペースにアットアロマのアロマを採用している。
SDGsの浸透や慢性的な人手不足により、オフィスの環境マネジメントはより、高度な洗練が求められる。設えだけでなく、目に見えない部分でいかに人間中心の空間提供ができるか。香りもその一つとして重要な要素と言っていい。



オフィスビルブランド、PMOのエントランス。すべてのビルに導入されている
オフィスビルブランド、PMOのエントランス。すべてのビルに導入されている


富士通汐留本社の執務スペース。面積が広い場合、多数のディフューザーを要するが、アットアロマがメンテナンスを行うので、導入した企業の手を煩わせない
富士通汐留本社の執務スペース。面積が広い場合、多数のディフューザーを要するが、アットアロマがメンテナンスを行うので、導入した企業の手を煩わせない



アットアロマ

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