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機能とシーンでつくり出す心地よいオフィス/ライオン事務器

2023.06.28 | REPORT

上/働く場にコミュニケーションとリラックス感を生む「スコーグ」。抜け感のあるカジュアルなデザインで来場者の目を惹いた


数ある出展者の中でも、おそらく最も長い歴史を持つライオン事務器。創業は寛政4年(1792年)と230年をさかのぼり、事務用品・オフィス家具の老舗だ。今年の展示では「My avorite Office」をテーマとして、ワーカー目線で働く場のあり方を提案。ポストコロナで行きたくなるオフィス、お気に入りとなる空間づくりをサポートする新製品を中心に紹介したい。
「Skog(スコーグ)」はローポジションのラウンジチェア、テーブルとわずかに傾斜した自立パネルの組み合わせで、リラックスしたカジュアルな雰囲気のあるアイテムだ。色遣いもアースカラーでアウトドアギアのような趣がある。チェアはゆるやかにロッキングし、心地よく腰掛けることができ、パネルは背後の視線をしっかり遮ってくれる。ロースタイルによって視界が変わり、ソロワークでもミーティングでも気分を切り替えた時間の過ごし方ができそうだ。
オフィスにある資料を広げたり、思考を整理するためのライブラリー空間として、ユニットシェルフ「vrede(ブレーデ)」を中心とした提案も目を惹いていた。w900×d450×h450(最下段のみ510)㎜のシェルフを組み合わせることができるものだ。空間に合わせてラウンドさせたり、階段状に積んだり、パーティション的にも利用できる。
2022年1月に発売されたソロワーキングブース「DelicaBooth(デリカブース)」には、除菌LED搭載モデルを参考展示。可視光線ながら除菌効果があるLEDを使用。照明として機能しつつ、照射部分の除菌効果が期待できるというものだ。多数の人が利用するブースではニーズがあるだろう。
ブース中央には、ダクトレールの付いたアッパーフレームが特徴的なカフェカウンター「Pretta(プレッタ)」を展示。ワーカー同士のちょっとしたコミュニケーションや休憩などマグネットスペースのシーンを想定する。
総じてオフィスに行きたくなるというモチベーションを高めるために、よりコンセプトを明確にしたラインアップだ。時代に合った多様なワークスタイルにつながる家具や機器の提案には、長く時代の変化にも柔軟に対応してきた企業としての姿勢が感じられる。



除菌LEDを搭載した、ソロワーキングブース「デリカブース」の最新モデル。アフターコロナのオフィス空間には欠かせない
除菌LEDを搭載した、ソロワーキングブース「デリカブース」の最新モデル。アフターコロナのオフィス空間には欠かせない


空間に合わせて自由な組み合わせができるユニットシェルフ「ブレーデ」。木製テーブルやチェアと組み合わせるこxで、オフィスにライブラリー空間を創出する
空間に合わせて自由な組み合わせができるユニットシェルフ「ブレーデ」。木製テーブルやチェアと組み合わせるこxで、オフィスにライブラリー空間を創出する

ライオン事務器

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