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自然が生み出した、本物の素材だけが持つ偶然性に人は魅入られる/STONES東京

2023.05.26 | SHOWROOM

海外からの輸入石材から、国産の石材まで幅広い石種をそろえて展示する


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GUEST
小市泰弘氏(デザインスタジオ・スピン)
http://www.ds-spin.com/
〈近作〉
フォションホテル京都、ザ・リッツカールトン東京(カフェ&デリ) など






松下産業では、ショールーム「STONES東京」を2019年に東京・五反田にオープンさせ、以降、大阪、福岡、仙台と4カ所で展開している。いずれも飯島直樹デザイン室の設計によるもので、天然石の持つ物質感や奥深さも感じられる希少な場所だ。同時に設計者とのコミュニケーション性を高め、創造性を喚起する空間でもある。デザインスタジオ・スピンは、世界至る所のラグジュアリーホテルやレストランなどを手掛けている。必然的にクライアントやその空間を訪れる客も、デザインや建築へ見識と審美眼を持つハイエンドユーザーだ。
「僕らのデザインは本物にこだわっていくことがコンセプトでもある。デジタルやフェイクがあふれる社会だからこそ、ごまかしのない、自然が生み出す素材だけが持つ偶然性に人は魅入られるし、感動を覚えるのです」と代表の小市泰弘氏は話す。
ここでは、空間そのものに石を使うのはもちろん、大きな引き出し什器やスライド式の可動壁で、多彩な石の表情を見ることができる。天然石にもトレンドがあり、近年はより大胆な模様や均質でない石らしさのあるものが人気だ。小市氏は、オーストリア産の「PannoniaGrun(パノニアグラン)」という花崗岩に「深みが違う」と目がいった。「あまり知られていない石の魅力に気付けるのはとてもいいですね」松下産業は国産の天然石にも力をいれており、地域ならではの歴史や生成の背景を持つ石も数多く見ることができる。「そういうストーリーで採用が決まることもある。自然のものならではのことだと思います」と小市氏。
小市氏の仕事には、世界のさまざまな伝統や文化の持つローカリティーやバナキュラリティー(土着性)を、現代の空間にデザインとして翻訳するという特徴的な側面がある。「空間デザインになることで、さまざまな人が見て、体感して、社会との新しい関係が生まれる。そこから伝統や文化を残すことにもつながるわけです。これはデザインにしかできないことで、だからこそ僕らは常に“本物”を求めています」



スライド式の可動壁により、石材サンプルを効率よく収納
スライド式の可動壁により、石材サンプルを効率よく収納


天然石を大胆かつ贅沢に使用したショールーム内。ほかに、STONES堂島、 STONES博多、STONES仙台も展開中
天然石を大胆かつ贅沢に使用したショールーム内。ほかに、STONES堂島、STONES博多、STONES仙台も展開中


小市氏が注目したオーストラリア産の花崗岩「Pannonia Grun」
小市氏が注目したオーストラリア産の花崗岩「Pannonia Grun」


カウンター下の引き出しには、日本各地で採掘された国産石も多数展示されている
カウンター下の引き出しには、日本各地で採掘された国産石も多数展示されている


カウンター中央には、国産火山岩の「浅間石」が、板材と断面を見せるかたまりの状態で置かれている
カウンター中央には、国産火山岩の「浅間石」が、板材と断面を見せるかたまりの状態で置かれている

STONES東京

  • 東京都品川区東五反田5-25-19 東京デザインセンター 2階
  • 営業時間 10:00 ~ 18:00 
  • 定休日 土曜、日曜、祝日
  • TEL. 03-5447-6431
  • URL. https://www.mts-kk.co.jp/

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