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GUEST
湯山皓氏（I IN）
https://i-in.jp/
〈近作〉
Cartier Japan office、Pokémon Center Okinawa など

アリストジャパンは、シンガポールに本社を置き、LEDモジュールなどを製造するアリストエンジニアリングの子会社だ。アジアを中心にグローバルに展開し、特にサイン・ディスプレイや内照式の天井・造作などの光源を提供。国内においてもサイン関連の実績は高く、2021年から建築・内装向けに本格的に進出、光天井のように造作と一体で受注・製作にあたる。2022年11月に今回のショールームを完成させた。I IN（アイイン）をパートナーの照井洋平氏と主宰する湯山皓氏は、「光は空間デザインにおいて何よりも強い要素、存在だと思います」と言い切る。「また”平等”であると思います。お店であればカテゴリーやジャンルにかかわらず、光の手法やデザインは同じように適用できる。そのために、どう光を置くか、出していくかというディテールにはこだわるようにしています」と話す。アリストジャパンで現在力を入れる光天井のような面光源は、まさにその出し方が重要なポイントだ。同社では空間やディテールに合わせた多種多様なモジュールを用意。いずれもDMX、DALIといった主要な制御方式に対応、制御のためのプログラムも同社で提供できる。光源から造作、制御盤やソフトウエアまでワンストップで提供できるのが強みだ。また、常に豊富な在庫を持ち、短納期を可能としている。同社では、今夏に造作の製作工場を新規稼働、LEDモジュール自体の空間に最適化したカスタマイズも予定する。モジュール間の配線の処理など、施工性の向上が目的だが、湯山氏はそこに関心を寄せる。
「LEDはまだ既存光源の代替としてしか使われていないイメージで、本来のポテンシャルを生かし切れていないように思っています。光源であるモジュールの更なる小型化やディテールに応じたカスタマイズができれば、より空間と親和性の高いものになっていく。そうすれば、光を生かした空間デザインというものの次のステップが見えてくるはずです」