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京都を拠点に設計者の求めるあらゆる家具を提案/アルク

2023.03.27 | REPORT

上/ホテルオークラ京都岡崎別邸にあるレストランの個室。写真のオリジナルチェアは乃村工藝社の空間デザインチーム、RENS(https://www.rens-design.jp)を率いる松浦竜太郎氏がデザインを手掛け、アルクが製作を行った 撮影/ナカサアンドパートナーズ


京都は東京や大阪には人口や市場規模で及ばないものの、デザイナーやクリエイターの輩出では負けていないし、海外からの目線では非常に高いブランド力を持つ。京都にコネクションができることはブランドやデザイナーには大きな意味がある。
その京都で創業37年を迎えたアルク。欧米を中心とした輸入家具を始めとして、国内ブランドや特注・造作家具まで、ジャンルやカテゴリーにとらわれず、幅広く取り扱っている。あくまで設計者・デザイナーの“伴奏者”として寄り添い、その目線で多彩な選択肢を用意、提案できるのが強みである。一方、東京・大阪に拠点のある有名なインポートブランドでも、京都の存在は看過できない。文字通り結節点として、設計者とブランドをつなぐ立ち位置にあるのがアルクといえる。
同社が2022年末より開始した、新たなアプローチが「archiproducts(アーキプロダクツ:https://www.archiproducts.com/)」というオンラインサービスとの提携だ。archiproductsはイタリア発の家具のポータルサイトで、世界中の3500以上のブランドの家具、照明など、30万近い建築関連プロダクトを閲覧でき、購入できるものもある。また、写真や基本スペックを見るだけでなく、見積もりやカタログ、CADデータの請求なども可能だ。日本語だけでは難しい面もあるため、アルクがサポートする。オンラインカタログ的に利用してもらい、実際の発注は同社の正規ルートで行うため、アフターサポートも通常と変わらず受けられる。
今、同社が推すブランドはイタリアのストリート/ランドスケープ・ファニチャーをつくる「Metalco」だ。パンデミックの影響や反動、あるいは一連の“公園改革”が進み、屋外空間利用のニーズは高まっていて、そうした市場にデザイン性の高い家具が待望されている。
archiproductsに限らず、あらゆる情報がオンラインにある現代だが、空間デザインはモニター上で決して完結しない。見識と経験が求められる設計者にとって、アルクのサポートは有益となるはずだ。



アルクが日本の総代理店を務めるイタリアのストリートファニチャーメーカー、Metalcoのベンチ。世界各地の公共施設や商業施設、集合施設等のさまざまなプロジェクトに納入している
アルクが日本の総代理店を務めるイタリアのストリートファニチャーメーカー、Metalcoのベンチ。世界各地の公共施設や商業施設、集合施設等のさまざまなプロジェクトに納入している


アルクが取り扱うボスニア・ヘルツェゴビナの木工家具メーカー、Artisan。写真はアメリカ・フロリダ州マイアミにあるレストラン「MilaRestaurant」の納入事例。同メーカーはスタ
アルクが取り扱うボスニア・ヘルツェゴビナの木工家具メーカー、Artisan。写真はアメリカ・フロリダ州マイアミにあるレストラン「MilaRestaurant」の納入事例。同メーカーはスタ

アルク

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