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多彩なデジタルプリントシリーズ「ハイグラフィカ」/サンゲツ

2023.02.27 | REPORT

上/ハイグラフィカの同柄異メディア展開例。写真左から中ほどまで壁紙HZ-7001、ロールスクリーン(出入口)、ガラスフィルム(照明)、リアテック(扉)の特注を使用し、空間に広がりを感じさせる



「ハイグラフィカ」は、インクジェットによるデジタルプリントで自由に色柄をつくることができるオーダーメイドシステム。そのオーダー自体に多様な選択肢を設けているのが、同社ならではの特長だ。
まず、カスタムオーダーでは、完全にオリジナルなデザインができるフルカスタムと、サンゲツが用意するライブラリから写真やグラフィック、パターンなどを選べるイージーカスタムがある。イージーカスタムはデータのトリミングや調整などアレンジもできるため、応用範囲は広い。
そして、2022年11月にラインアップを拡充したセレクトオーダーがある。こちらは商品の品番を選ぶだけというステップで、エンドユーザーでもオーダーが可能なもの。ウィリアム・モリスの図柄「モリス アンド コー」や「個性と洗練」をコンセプトにしたサンゲツオリジナルブランド「プロセス♯100」デザインなどもそろえ、選ぶ楽しさが増えた。店舗や施設でも使えるクオリティーの高さだ。
また、「ハイグラフィカ」は壁紙だけではなく、粘着剤付化粧フィルム「リアテック」やガラスフィルム、ロールスクリーンといった多様なメディアに展開できる点もメリットが大きい。異なる基材に対しても同じデザインやパターンで統一できる。例えば、エレベーターのかご内やエスカレーターの側板にグラフィックサインを展開するなど、やり方次第で施設全体のイメージづくりも可能だ。
インクジェットプリントは一見手軽なようでいて、基材とインクの相性からデータの扱いまでノウハウの蓄積も求められる。多彩なオーダーオプションと実空間に応じたデザイン提案力によって、デジタルの自由さをリアル空間に落とし込むことができるのが「ハイグラフィカ」と言える。



「ホテル八重 の翠東京」(設計:安井建築設計事務所) 施工例。桜の絵を和紙基材にインクジェッ トプリントした特注品
「ホテル八重 の翠東京」(設計:安井建築設計事務所) 施工例。桜の絵を和紙基材にインクジェッ トプリントした特注品


サンゲツ関西支 社施工例(2022年 4月号掲載)。同社のデ ザイナーによるオリジナルデザインをハイグ ラフィカで出力している
サンゲツ関西支 社施工例(2022年 4月号掲載)。同社のデ ザイナーによるオリジナルデザインをハイグ ラフィカで出力している

サンゲツ

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