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医療の現場が認めるパーティション型高性能空気清浄機/日本無機

2022.04.28 | REPORT

上/2022年に発売された「ヘパウォール」ブラックタイプは、スタイリッシュな空間への導入が見込まれる


「ヘパウォール」は、日本無機が2020年から発売する空気清浄機だ。同社は創業からガラス繊維製造に特化し、現在、フィルターの開発・製造では国内有数のメーカーだ。クリーンルームで使われる高性能なHEPAフィルターのトップシェアを持つ。
同社では、フィルターの濾ろ材上に固定化した溶菌酵素によって、捕集されたウイルスのエンベロープを破壊し、その不活化を促す機能を持たせた「ヴァニッシュ」を20年以上前に開発。「ヘパウォール」にもこの「ヴァニッシュ(50㎜厚)」を搭載している。ウイルスの捕集率は実に99.99%(JIS準拠の試験ベース)という性能を誇る。収まりを見せないコロナ禍の中、「ヘパウォール」は全国の医療機関へ納入された。現場での信頼は、この実績が物語っている。コロナウイルスワクチン接種会場でも導入されている。パーティション型というスタイルも重要なポイントだ。100Vコンセントだけで稼働し、キャスターによって移動も楽にできる。ワクチン接種会場では動線を仕切りつつ、飛沫拡散を防ぐという機能性も評価された。パーティションとしてのサイズ感は、感染対策のアピール、いわゆる“見える化”の効果も無視できない。本体の厚みは10cmに満たないため、想像以上にスペースを取らないのもいい。
メンテナンスは、HEPAフィルターの年に1回の交換だけで済む。交換の際もネジ締めだけで気密性が確保できる設計だ。フィルターの性能以上に筐体の気密性も重要で、一般消費者向けに販売していないプロスペックの性能品質がそれを担保する。
白に加え、新たにブラックモデルも登場。オフィスや店舗など、より多様な空間における導入レンジも広がった。さらに一般の施設で導入しやすいよう最大5年のリース契約にも対応。またコロナ禍で影響の大きかったイベントなど仮設会場での需要も見込んで、短期間のレンタルも検討中という。十分な換気が難しい空間では、空気清浄機による相当換気量で代替できる。オフィスや店舗、その他集客の必要な空間でも、快適性やデザインなどと両立させながら、ヘパウォールで有効なウイルスの感染対策ができるはずだ。

医療施設など清潔感を大切にする空間への導入が見込まれる「ヘパウォール」ホワイトタイプ。サイズ:w880×d95(キャスター部330)×h1415 ㎜(ホワイト、ブラックタイプ共通)
医療施設など清潔感を大切にする空間への導入が見込まれる「ヘパウォール」ホワイトタイプ。サイズ:w880×d95(キャスター部330)×h1415 ㎜(ホワイト、ブラックタイプ共通)


抗ウイルスタイプで、医療、研究施設などでの使用されるHEPAフィルター「ヴァニッシュ」
抗ウイルスタイプで、医療、研究施設などでの使用されるHEPAフィルター「ヴァニッシュ」

日本無機

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