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Shukoh ONE/捨てずに使うサスティナブルチェア「SPIN」

2021.10.04 | INFORMATION

バックレストカバーはファスナーで、シートはマジックテープにより、容易に着せ替えができる。また、アームは、小ぶりながら汎用性の高いエルボーサポート、クラシックアームの2種があり、取り付けずに使用することも可能



欧州の優れたシステム什器や家具をライセンス生産し、オフィスの設計、製造、施工を手掛ける秀光が、およそ30年前に立ち上げたオフィス部門「Shukoh ONE」。そのスローガンでもある「Office New Ecology」とは、より人間らしい暮らし、 自然と共存できる社会、 人が人として働く喜びを感じられるオフィスづくり、そして長く美しく使い続けられるものづくりを表したもの。



Shukoh ONEが長年取り扱ってきたワークチェア「SPIN(スピン)」は、1996年にデンマークのFritz Hansenが発売。デザイナーのBurkhard Vogtherr(ブルクハート・フォクテール)は、1997年にデンマークのDesignrad賞を受賞している。



スタイリッシュで繊細な曲線美が印象的で、美しさと優れた座り心地、シンプルな操作性により、ワークチェアとして世界中で愛されたが、2007年にFritz Hansenによる販売が終了した。その後、秀光が製造を引き継ぎ、ワークチェアにとどまらず、接客椅子としても多くのオフィスに納入。近年ではリモートワークのチェアとしても注目を集めている。



今回、バックレストとシートのカバーをユーザー自らが着せ替えられるシステムを導入することで、より長く使うことができるサスティナブルチェアとして進化した。張り地は100種類から選べ、バックレストとシートで異なった種類を選ぶこともできる。カバーを替えることで見た目のイメージも変わり、さまざまなシーンに適応できる。ECサイトから、カバーのみを単体で購入することも可能。着せ替えのための動画も公開している。キャスターなどパーツのみも販売し、構造部の保証は15年と業界最長。修理やメンテナンスにも迅速に対応する。



ショルダーバックエルボーサポートタイプ(手前)と同アームなしタイプ(奥)。w550~640(アームなしは480)×d430×h930~1110(sh430~540)㎜。
ショルダーバックエルボーサポートタイプ(手前)と同アームなしタイプ(奥)。w550~640(アームなしは480)×d430×h930~1110(sh430~540)㎜。


実物は東京・南青山の「秀光ONE青山ショールーム」で確認できる。



壊れたら直して使う、汚れたらカバーリング交換する。維持、修理、再生を可能にすることは、環境への配慮の上で欠かせない要素だ。大量生産、大量消費の時代において、サスティナブルチェアとして進化した「SPIN」は愛着を持って使い続けることのできるワークチェアだ。



ヘッドハイバックエルボーサポートタイプ。w550~640×d430×h1230~1410(sh430~540)㎜。
ヘッドハイバックエルボーサポートタイプ。w550~640×d430×h1230~1410(sh430~540)㎜。

Shukoh ONE

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