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「これから」の新しい生活様式を見据えたベビー休憩室の新提案|コンビウィズ

2021.05.10 | INFORMATION

おむつ交換台を始めとし、施設向けに多彩な育児関連プロダクトを展開するコンビウィズ。展示では、新しい生活様式を踏まえたベビー休憩室利用のためのさまざまな提案が見受けられた。



近年の需要の高まりもあって、ベビー休憩室ではどうしても密になりがちだ。そこで隣り合わないようレイアウトを工夫したり、ハイバックを衝立とするなどして、混雑を緩和し、ユーザーの安心感や満足度を高める設置のポイントを紹介。施設管理者や設計者向けに「別冊ベビー休憩室コンセプトブック」として、リーフレットにもまとめた。



2019年発売の“3世代や親子のおでかけ” を合い言葉にした「magodoco(マゴドコ)」も継続展開。昨今の状況下では、同居家族単位での移動やお出かけになりがちなため、よりコンパクトな“ 家族の居場所” として「Combimagodoco ボックスシートGR11」を薦める。奥行きをとった広めの座面と、手摺りにもなるハイバック、さらに音の出る遊具付き、とプライバシー性と居心地、使い勝手の絶妙なバランスを図った設計になっている。



トイレコーナーの提案スペース。時流に即した衛生面と安全性への提案がなされた
トイレコーナーの提案スペース。時流に即した衛生面と安全性への提案がなされた


設備機器の耐用年数は見かけだけではわかりにくい。動画によるユーザーへの意識喚起を行った
設備機器の耐用年数は見かけだけではわかりにくい。動画によるユーザーへの意識喚起を行った


商業施設等での他者との接触や近接を避けつつ、3世代の振る舞いにきちんと応じた家具だ。また、元々おむつ交換時に使用する、使い捨てラミネートペーパーシートの新しい利用も提案する。衛生面への不安の軽減や汚染を防ぐ意味で、水に溶けず、強度もあるペーパーシートをさまざまなところで活用しようというもの。



例えば、フードコートでのランチョンマット代わりや、ちょっとだけ手荷物を床に置きたい、濡れたままのものを置けないなど、育児中のお出かけに付きものの、細々とした煩わしさを解消できる。利用者のニーズにあった製品としてブラッシュアップし、新製品化を検討中。既存製品には、置き型と壁付けのホルダーがあり、設置場所を増やすなど、活用を促していく。施設側としては多くの利用者に安心感を得てもらうことが、長期的にも必須の課題。提案を対策として生かしていくことが求められる。



ベビー休憩室向け什器(左)と「magodoco」のボックスシートGR11(右奥)、ジョイントベンチ(右手前)の提案。機能性と安全性に配慮したサイズ感がよくわかる
ベビー休憩室向け什器(左)と「magodoco」のボックスシートGR11(右奥)、ジョイントベンチ(右手前)の提案。機能性と安全性に配慮したサイズ感がよくわかる

コンビウィズ

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