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天然石のノウハウが生きるオリジナル人造石とセラミックスラブ/アジアマテリアルテクノロジー

2021.02.25 | INFORMATION

アジアマテリアルテクノロジーは、1996年設立、建築の石工事を長年手掛け、天然石における実績と経験に長ける。人造石(エンジニアドストーン)の開発も行い、2012年からオリジナルブランド「Q stone(キューストーン)」を展開。天然石に10%の樹脂を配合することで、低い吸水率や靭性(欠けにくく、割れにくい)を備え、もちろん耐傷・耐熱などでも優れた性質を持つ。



加えて、石への見識を生かしオリジナルに開発した色柄は、黒や白の無彩色系をベースにして、ごく自然でありながら、天然石にはない個性がある。艶ありの「スタンダードコレクション」は8種、2017年に追加された「プレミアムコレクション」はマット調で8種となる。



「Q stone(キューストーン)」キッチン天板施工例。カラー:CL05
「Q stone(キューストーン)」キッチン天板施工例。カラー:CL05


さらに2019年には、「ミヤビ コレクション」として、褐色と弁柄色を追加した。どちらも伝統的な和の空間をイメージし、褐色は藍染のようなブルー、弁柄色は落ち着いた赤味の色だ。人造石の成型において、ムラのない無地一色はごまかしが効かず、高い技術力が必要だ。



柄は順次増やしていく予定で、ロットによっては特注柄にも対応する。サイズは、3m×1.5m(スタンダードのみ3.2m×1.6m)で厚さはいずれも15㎜。カウンターを始めとした家具・造作での採用が多い。



また、「Feliz(フェリース)」のブランドで薄型の大判陶板(セラミックスラブ)も2019年から発売。キューストーンが花崗岩的なのに対し、こちらはより大理石調のパターンを持つ。マット調の「ピエドラ」(7種)と艶ありの「ブリアンテ」(5種)が揃う。サイズは3.2m×1.6m、厚さは6㎜と12㎜だ。競合がひしめく中、価格も抑えたという。



Feliz(フェリース)」施工例。カラー:FS-0306、FS-0312
Feliz(フェリース)」施工例。カラー:FS-0306、FS-0312


「Feliz(フェリース)」施工例。カラー:FP-0206、FS-0712
「Feliz(フェリース)」施工例。カラー:FP-0206、FS-0712



こうした製品は大判のため、搬入や設置も配慮が必要で、現場でのカットや補修なども発生しがちだ。同社は石工事での高い実績があり、素材を販売するだけでない、納めるノウハウも備える。まさにマテリアルとテクノロジー双方が同社の強みなのだ。

アジアマテリアルテクノロジー

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