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軽量と自由なデザインが特長の天井装飾パネル/日の出工芸

2021.02.25 | INFORMATION

北海道・釧路に本社と工場を持つ日の出工芸は、サイン製作から始まり、内装用の各種装飾材を展開する。無機質系の不燃パネルによる「ディンプルシェード」、内装用透かし彫りパネル「RANMA(ランマ)」などが主力商品だ。NCルーター等による切削加工の高い技術を軸にしながら、素材にとらわれず、デザイナーや設計者のニーズに応え得る新しい装飾材の開発・製造を進めている。






2019年秋に発売された「FRAME LINE(フレームライン)」は、アルミアートパネルを用い、薄く非常に軽量であることが最大の特徴。そのため、天井の装飾において非常に使い勝手がいい。ベースとなる素材はアルミで発泡樹脂を挟んだもので、耐衝撃性や耐候性もあり、屋外でも使える。厚さは3㎜と5㎜の2種類で、3㎜は不燃にも対応する。サイズは最大で1000㎜角程度。大判デザインを連結し、大空間にも適応する。重量は開口率にもよるが、標準仕様(450×900×t3㎜、非不燃タイプ)でおおよそ0.4〜0.5㎏だ。



開口柄はランダムな竹編み風から幾何学的なパターンまで、10種が用意される。そこからのアレンジはもちろん、完全なオリジナル柄も対応可能だ。アルミ素材のため強度もあり、ケイカル板や石膏などでは強度が維持できないような繊細な柄も実現できる。また、仕上げは塗装だけでなく、塩ビシート貼りにもでき、その場合はシートの持つ多様な意匠も反映されることになる。



同ホテルの通路への納入事例。光源とパネルとの間に乳半パネルを入れる事で柔らかな照明を実現した
同ホテルの通路への納入事例。光源とパネルとの間に乳半パネルを入れる事で柔らかな照明を実現した


デザインパターンの工夫により、吊り金具やパネルの連結部分を感じさせない仕上がりを実現
デザインパターンの工夫により、吊り金具やパネルの連結部分を感じさせない仕上がりを実現


これまでは、いわゆる天井格子的に、間接照明と組み合わせる採用が多く、素材そのものよりもシルエットの美しさを魅せることが多いようだ。デザイン次第で和洋問わず使える。



設置は、天井下地材へのビス止めが基本。軽量な素材特性により施工性にも優れる。ガラスに貼り合わせるといったアレンジもできる。
価格は標準仕様(450×900㎜)の規定デザインで20,000円〜、不燃タイプで32,000円〜。軽量で自由度の高いデザイン、不燃も対応できるなど、デザイナーのアイデア次第で多彩な可能性を感じさせる装飾素材だ。



スキーリゾートホテルラウンジの天井装飾事例
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日の出工芸

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