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デジタル制御で古の風合いを備えた最新デザインタイル/名古屋モザイク工業

2021.02.25 | INFORMATION

創業から80年以上タイルにこだわり、海外のトレンドや先進的な技術にも目を向けながら、タイルの新しい可能性を追求する名古屋モザイク工業。



今年3月発売の新製品はイタリア製「Cotto Chianti(コットキャンティ)」だ。内外装で使いやすい200㎜角と250×60㎜の2サイズ展開(t9.5㎜)。色合いは彩度を抑えたアースカラー調で、6色をそろえた。価格は10,800円/㎡。



最大の特徴はその意匠性だ。古いヨーロッパのレンガの街並みのような、ビンテージ感のある淡いむらや微妙な色のかすれ。これは最新のデジタル技術によって、窯変─窯の火によって不規則的に(時には意図して)起こる釉薬の色合いや表情の変化─を再現したものだ。



現代のタイルは技術向上に伴って、高精度に大量生産が可能になったが、昔のタイルにはあった風合いや質感を得られなくなった。そこでインクジェットプリンタを用いて、釉薬そのものをコンピュータ制御で精細に吹き付け、厳密に温度管理をして焼成する。近年、加速的に進歩し、最新機器では最大12色、解像度600dpi以上で吹き付けられるという。ヨーロッパのプレミアムブランドで始まったこのような技術革新が、世界中のタイルメーカーを刺激し、より質の高い表現を目指す動きにある。



BOT-F1020(250×60㎜ 角) 屋内壁(海外施工例)
BOT-F1020(250×60㎜ 角) 屋内壁(海外施工例)


BOT-L1050(200㎜ 角)自然な色むらが空間に雰囲気をもたらす
BOT-L1050(200㎜ 角)自然な色むらが空間に雰囲気をもたらす


名古屋モザイク工業では、美しい色合いとグラデーションを持つマジョルカタイルを再現した「クロジョーロ」や、イスラム圏で伝統的なゼリージュタイルを再現した「エスマルタード」といった最新のデジタル技術による風合いのあるタイルが既に人気だ。



またデジタル技術は意匠のみならず、工場のゼロエミッション化やCO2削減にも寄与し、規制の厳しいEUではこうした生産技術や製品のみが市場での価値を認められている。国内でもすでに外資系企業がオフィスやショップで、環境低負荷な素材を指定するなどの動きもある。SDGsといった国際的な指標も社会に浸透する中、設計者もデザインだけでなく、広い意味で環境性能の優れた建材を選ばなくてはいけない時代に入っていると言える。



BOT-L1020・L1030(200㎜ 角)2 色ミックス 屋内床(海外施工例)
BOT-L1020・L1030(200㎜ 角)2 色ミックス 屋内床(海外施工例)

名古屋モザイク工業

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