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世界に通ずる織物壁紙の価値をより広く

2020.05.11 | INFORMATION

糸づくりから製品まで、内装用織物一筋で創業から88年。京都・木津川の小嶋織物では、2018年より「KYOTO IZUMI」として織物壁紙を自社ブランドで展開する。壁紙全体の国内市場ではニッチな存在となってしまった織物だが、ここ10年ほどは欧米での売り上げが伸長。天然素材による繊細なクラフト感など、高付加価値市場で価値が認められている。国内でも高級ホテルの客室などで採用される。



ビニルクロスやシート材にはない、織物だけが持つ本物の陰影や優れた調湿機能。光で風合いが変わり、部屋の空気を調える。壁紙でありながら、温かさと“奥行き”を持つ素材だ。



KYOTO IZUMIでは7アイテム45種を扱う。織り方や色味などバリエーションも豊富で、息の長いコレクションとなるようそろえた。特に人気が高い「GION」は、太い麻糸と紙糸を織り合わせたものだ。和に限らず、モダンな空間でもマッチする。特注柄や色替えにも対応する。もちろん、不燃やF☆☆☆☆の認定も取得済みだ。



「KYOTO IZUMI WALLCOVERING NISHIKI 5606」綿飴のような“もこもこ”の糸を織り交ぜた、独特の手触りや質感が特長のユニークな織物壁紙。裏打紙と織物とが織りなす多彩な表情
「KYOTO IZUMI WALLCOVERING NISHIKI 5606」綿飴のような“もこもこ”の糸を織り交ぜた、独特の手触りや質感が特長のユニークな織物壁紙。裏打紙と織物とが織りなす多彩な表情


また、同社では、あえてしわを寄せたり、部分使いをするなど、そのクラフト性を生かした新しい魅力のハンドメイド壁紙の創出にも努めている。織物壁紙の価値を、より広く伝えていく。



織物と紙を貼り合わせてつくられる織物壁紙。一本の糸から織りなす温かさと高級感で上質な空間に仕上げる。天然素材の糸とリサイクル紙を使用し、人と地球にも優しい
織物と紙を貼り合わせてつくられる織物壁紙。一本の糸から織りなす温かさと高級感で上質な空間に仕上げる。天然素材の糸とリサイクル紙を使用し、人と地球にも優しい

小嶋織物

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