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「華飾材」の専門メーカーのパイオニアとして、質と種類、量において他の追随を許さないみはし。1973年の創業から、一貫してユーザーのニーズに応じた製品づくりを続け、結果としてマーケットとシェアの拡大につなげてきた。創業後、まもなく「サンメント」のブランドで全国販売を始め、商業施設や冠婚葬祭場などで人気を博し、モールディングの代名詞となる。

同社のビジネスを支える大きな要素が、カタログによる販売だ。創業当時はわずか数ページだったが、ここ十年だけでも事例集や冊子など多彩なツールを発行してきた。自社で編集・制作を行い、アイテム数や発行数が膨大になった現在もそれは変わらず、最新版の総合カタログは764ページに達し、全国の顧客に届けている。ちなみに、webサイトのコンテンツも自社で用意している。

80年代には、カタログを元に注文し、電話で在庫を照会できるシステムを構築。生産の自動化や品質管理、当日出荷の体制など、IT化が浸透するはるか以前から、独自のシステムとネットワークをつくり上げていく。ユーザーの目線で欲しいものを求めやすく、顧客満足をいかに高めるかにフォーカスしてきた。

自社製品、輸入品を含め、約8000のアイテム数をそろえ、木製モールディングから、FRP、石膏、ケイカル板、ポリウレタン、PVCなど多様な素材で、内装のみならず外装にも使用できる装飾材を供給している。また、特注の製作・施工を手掛けるGR事業部も設け、より多様な装飾材ニーズに応えている。

また、カタログや代理店などを通じた販売では見えてこない顧客のニーズ、実情をさらにつかむため、2012年東京・高島平にショールーム「華飾市場」をオープンした。最近では、エンドユーザーがインターネットで注文できる直販ショップも好評だ。時代に合ったデザイン、華飾のあり方を追求し、新製品を次々と展開する同社。モールディングや見切り材とは異なる、新しい使い方や多種多様なニーズに応え、将来的には海外展開も視野に入れている。