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工期短縮が見込める“剥がせる”
ビニル床タイル用接着剤「フロアロック210」

2019.09.02 | INFORMATION

日本人の誰もが知る「セメダイン」は、接着剤のブランドであり、100年近い歴史を持つ接着剤・シーリング材の総合メーカーの名前でもある。ちなみに「接着剤」という言葉も創業者である今村善次郎が考えた言葉だ。同社の事業の5割は、建築用の製品が占めており、残りの3割が工業用で、一般に知られる家庭用は2割。



現代の建築では、内外装において接着剤・シーリング材を使う箇所や部材は多岐にわたる。また接着する素材を始め、作業時間や使用工具、耐水性などによって、それぞれ最適化、細分化も進んでいる。加えて、いわゆる溶剤系接着剤が人体への影響から使用が限定的となり、その結果水性のエマルション系やポリウレタン、変成シリコーンなどが台頭してきている。



同社ラインアップの中でも2016年発売の「フロアロック210」は、ビニル床タイル向けに特化した製品だ。変成シリコーンを主成分とし、“剥がせる”特長を持つ接着剤である。床材の張り付けにおいては目隙や突き上げ防止のため高い拘束性が求められるが、硬化物性の柔らかい変成シリコーン樹脂系接着剤ではこの拘束性確保が難しかった。それを独自の技術開発で克服し、高い拘束性と柔らかい物性による剥がしやすさの両立を実現した。



「フロアロック210」製品パッケージ外観
「フロアロック210」製品パッケージ外観


この柔らかい物性により、一般的なウレタン系などに比べ、人間の手で迅速に床材を剥がすことができ、床材を剥がす際の騒音や粉じんが発生しないため、日中の商業施設でも工事が進められる。また、剥がす際に下地を傷めず接着剤自体の除去も簡易なため、速やかに次の工程に移行でき、工期とコストの大幅な短縮が期待できる。試験測定ではウレタン系接着剤を使用した場合の1/10以下の作業時間となった。これは改装工事等で大きなアドバンテージとなり、テナントの入退去など、特に定期的な改修が必要な場合には最適だ。



ウレタン系接着剤を使用した後、床材を剥がしたもの。剥がすのに時間がかかり、また床材自体がボロボロになってしまう
ウレタン系接着剤を使用した後、床材を剥がしたもの。剥がすのに時間がかかり、また床材自体がボロボロになってしまう


日本でも本格的にストック型社会を迎え、リノベーション、コンバージョンしながら、建物を長く使う時代になってきている。接着剤も単に「くっつける」だけから、環境はもちろん、「その後」も配慮したものが求められる。フロアロック210は、そこに応じた新しい接着剤のあり方と言える。



「フロアロック210」で接着後、床材を手で剥がすことが可能。下地を傷めることなく、接着剤の除去も容易で、工期の短縮が見込める
「フロアロック210」で接着後、床材を手で剥がすことが可能。下地を傷めることなく、接着剤の除去も容易で、工期の短縮が見込める

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