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オフィスの環境をトータルで創造する

2019.08.19 | INFORMATION

2020 年に創業75 年を迎えるオカムラは、2018 年に創業以来続いた岡村製作所から社名変更した。飛行機の技術者たちにより創業、50 年代にオフィス向けのスチール家具の製造販売を始めると、以後オフィスワーカーのための環境づくりを中心に成長・発展してきた。1980 年にはオフィス研究所を設立、家具・什器といったハードウエアだけでなく、オフィス空間、オフィスを取り巻く組織や運用のあり方、およびそれらをサポートするICTツールなどオフィスの有り様を、多角的な視点で顧客とともにつくってきた。



2018年10月に発表された「TELECUBE by OKAMURA」。設置が増えれば、より一層働く場を選ばない社会が近づく
2018年10月に発表された「TELECUBE by OKAMURA」。設置が増えれば、より一層働く場を選ばない社会が近づく


ワークスタイルが大きく変容しつつある現代において、社名から「製作所」が外れたことは、より社会や顧客に対しての強いメッセージとも言える。象徴的なプロジェクトが2018年4月に開設した「CO-Do LABO」(東京・赤坂)で、営業、設計、マーケティングなど約150 名の自社社員が働くワークスペースを備え、セクションにとらわれない多彩な居場所を提供し、多様な働き方を実践、フィードバックを得る実験オフィスだ。




一方でハードウエアについても、品質・デザインなど、上質な製品づくりは事業の軸であることは揺るぎない。国内に10を超える生産拠点と、プロダクトやインテリアデザイナーを自社で有し、国産ならではの高い品質と細部まで考え抜かれたデザインで確かな信頼を得ている。同時に国内外のさまざまな企業ともコラボレーションし、成果を上げている。2019年6月のNeoCon (北米最大のオフィス家具見本市)で発表された「NAGARE」シリーズ(国内では11 月発表・発売予定)は、ロンドンとLAをベースにするデザインファーム、Rainlightとの協働で、オフィスやホテルなど場所を選ばないデザインだ。



東京・赤坂の「CO-Do LABO」。多様な働き方を実践する、多彩な機能性とインテリアが美しくレイアウトされている
東京・赤坂の「CO-Do LABO」。多様な働き方を実践する、多彩な機能性とインテリアが美しくレイアウトされている



また、ブイキューブと共同開発した「TELECUBE by OKAMURA」は、フルクローズ型のワークブースで、オフィス内だけでなく駅のコンコースなど公共的な空間に提供できる。ミニマムオフィスとしての快適性と機能を充実させたものだ。オフィスだけでなく、公共施設の家具や商業施設の陳列什器など、「人を想い、場を創る。」を掲げる同社の手掛ける領域は広がりを見せている。




有機的なデザインが印象的な「NAGARE」ソファとテーブル。北米のデザインアワードHiP Awards 2019受賞。2019年11月発売予定
有機的なデザインが印象的な「NAGARE」ソファとテーブル。北米のデザインアワードHiP Awards 2019受賞。2019年11月発売予定

オカムラ

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