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インテリアデザイン・建材のトレンドを伝えるメディア Presented by 商店建築

商業空間づくりを後押しする専門誌

2019.07.01 | RECRUIT

1956年に創刊した月刊『商店建築』。商業空間づくりに携わるデザイナーや建築家、施工者、店舗のオーナーに向けて、店舗デザインや実務的なデータ、設計手法に関連する情報発信を続けている。誌面では、店舗の写真を中心に図面や設計者の解説原稿、設計データを主に紹介するほか、店づくりに携わる様々な人へのインタビューや、ディテール図面集、専門的な知識や情報をまとめた連載などを掲載。商業空間デザインの設計資料としてのアーカイブ機能も担っている。



「全国の設計者が、より良い店づくりをするための後押しをする存在を目指して雑誌づくりに取り組んでいます。空間を設計するには様々なリサーチが必要です。カウンターひとつでも適切な寸法や必要な設備、業態によって変わるコミュニケーションなど多くの情報を収集することから始まります。ただ、デザイン事務所によってはリサーチに多くの時間やコストを掛けられないケースもある。そんな設計者たちのサポートができればと考えています。店づくりのトレンドや、良い空間づくりの手法を集め、内容を深めて分かりやすく編集して伝えることで、日本の商業空間デザインを底上げし、文化として高めていくことが大きな目標です」(編集長・塩田健一)



建築カメラマンとともに、誌面用に店舗撮影をする機会も多い。誌面では写真や図面、設計者の原稿などの他、協働者(グラフィックデザイナー、アーティストなど)、店舗オーナー、識者への取材を行う
建築カメラマンとともに、誌面用に店舗撮影をする機会も多い。誌面では写真や図面、設計者の原稿などの他、協働者(グラフィックデザイナー、アーティストなど)、店舗オーナー、識者への取材を行う


月刊『商店建築』の編集部では、6〜8人ほどの編集部員が活躍をしている。新人はまず先輩の編集者の取材や編集に付き添い、編集部のルーティンを学んでいく。その後、小さな記事の取材などを任されるようになり、約半年ほどで特集を担当するケースが多い。上司や先輩もしっかりとサポートしてくれる環境で、早期から実践の場で働けるのは魅力だろう。塩田編集長は「小規模な編集部なので、社員同士のコミュニケーションが取りやすく、風通しが良いのも特徴です。編集部で働く人は、編集の知識がなくとも商業店舗に興味があり、良いデザインや情報を伝えたい気持ちがあれば大歓迎です。実務的なことは3〜4年もすれば身につきますが、編集者としての能力は雑誌づくりに取り組んでいる限り、ずっと磨いていけるものだと思います。それは取材対象の言葉を引き出すコミュニケーション能力や、デザインに関する知識に裏付けられた多様な視点などです。それらを柔軟に吸収し、謙虚に学んでいく社会人としての礼儀や姿勢が一番大事と言えるかもしれません」と話す。



編集部で活躍する若手社員。写真は本社の会議室で打ち合わせをしている様子
編集部で活躍する若手社員。写真は本社の会議室で打ち合わせをしている様子


入社して2年の編集部員は「大学で建築を学んできましたが、雑誌づくりの事は何も知らなかった。今では特集も任されるようになり、取材の準備をしっかりとして、設計者から自分の知らなかったことを聞き出せた時がとてもうれしい。また、その取材内容を誌面でどう表現するかを考えている時も楽しい」と語る。



商業空間づくりに携わる人々の思いや技術に出会い、雑誌として情報発信をしていく喜びを月刊『商店建築』で感じながら編集者としての一歩を踏み出してみてほしい。



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月刊『商店建築』 編集部

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