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「kanna」の歴史は1992年に創業し、数多くのアパレル店舗の設計・施工や什器の製作を手掛けてきた「インテリアKUSAJIMA」から始まる。代表の艸島功詞さんは、エンドユーザー向けにも事業を展開すべく、2001年、神戸・山ノ手に家具工房を併設したショップをオープン。こうしてスタートさせたのが家具ブランド「kanna」である。

「kanna」の製品のコンセプトは、「天然木を使用したシンプルで現代的なデザインの家具」。天然木のなかでも無垢と言えば民芸調やログハウス調のイメージが強かった時代に、当時はほぼ目にすることのなかった水平スリット入りのTVボードを開発。以降、今日に至るまで、使っていくうちに深みが増し、何年経っても飽きのこない無垢などの天然素材にこだわりながら、モダンでスタイリッシュな家具をつくり続けている。

無垢のブラックチェリーを鉋で仕上げ、オイルフィニッシュした「円卓」は、経年変化とともに美しい自然の艶が増してくる逸品。「テーパーレッグチェア」は、コンパクトながら低めのシートハイでソファの座り心地に近く、ホテルや旅館のダイニングや飲食店のカウンターチェアとして、またオフィスの商談用にも適している。

他に類を見ない大型家具も多く、大地から突き出た木の塊をイメージした「ウッドブロックソファ」は、ストレート以外にL字、コの字、オットマン、ビットリビングへの嵌めこみなどの特注も可能。他にも幅6mのソファや、造り付けのTVボードやカウンターなど、“家具”から始まる空間提案や設計にも対応してくれる。

また近年、コミュニケーションスペースとしてオフィスなどでも注目を集めている「キッチン」も同社の得意とするところである。サイズや素材、ビルトイン機器、冷蔵庫やレンジなどの収納、さらに扉の形状まで完全フルオーダーで、唯一無二のキッチンを構築することができる。

自社の工場で熟練の職人たちが天然木と真摯に向き合い、試行錯誤を繰り返し、一点一点鉋で仕上げた「kanna」の家具。自然な光沢と滑からな木肌をぜひ直で味わって欲しい。