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ブレットジャパン
100年以上経った本物のビンテージパネルの魅力

2019.03.04 | INFORMATION

北米からの輸入古材全般に取り扱うブレットジャパン。木材の他にもアイアンパネルというカテゴリーとして、鉄板系のビンテージ製品も取り揃えている。 今回注目は、昨年末から本格的に仕入れを開始したという「ラスティ パネル」だ。1900年頃に建てられたヨーロッパやアメリカの教会や住宅の天井装飾材で、いわゆるシーリングティンパネル(Ceiling Tin Panel)と呼ばれる天井材のビンテージ製品だ。Tinとは錫のことで、ブリキのパネルに植物のモチーフや幾何学模様などを押し型で成形されたもの。20世紀初頭にアメリカで最盛期を迎え、デザインも当時のアールデコの流れを汲んでいる。建築装飾が手づくりから工業化へ向かう端境期を感じさせる。



バーカウンターに使用した事例。正方形タイプのほか、長方形タイプや小波パターン、3×6判サイズのフラットパネルもある
バーカウンターに使用した事例。正方形タイプのほか、長方形タイプや小波パターン、3×6判サイズのフラットパネルもある


同社は独自のルートによって、100年以上経ったパネルの大量供給を可能にした。実際の年月だけが語る風合いは一枚一枚すべて異なり、独特のプレゼンスを持つ。模様自体も非常に多種多彩だ。数百枚単位で在庫し、塗装などのビンテージ表現でも同社のノウハウを生かせる。 経年演出でも今般の商業施設では、木材の不燃対応などにコストがかさむ。ラスティパネルは、元が薄いブリキであるため、加工や取り付けも楽だし、不燃はもちろん磁石も付く。アイデア次第でさまざまな可能性を感じさせる。 また同様の質感を本格的なエイジング処理で行うと手間も時間も相当に掛かるため、その意味でも施工性を含めたトータルなコストパフォーマンスは決して低くない。これまでにないビンテージ製品と言える。



正方形タイプの「ラスティ パネル」を使用した事例。サイズ:w615×h615×t0.5㎜、価格:15,000円/枚
正方形タイプの「ラスティ パネル」を使用した事例。サイズ:w615×h615×t0.5㎜、価格:15,000円/枚

ブレットジャパン

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