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JAPANSHOP 展示会レポート「水田製作所」

2018.06.18 | REPORT

水田製作所は電気・電子部品のサプライヤーとして80年以上という長い歴史を持ち、各種電子基板や成形品などの設計・製造および組み立てを行っている。

カーボン複合材や回路基板を空間のデザインに生かす

同社の持つノウハウを生かした、新生ブランドが「MIZUTA COMPOSITE(ミズタコンポジット)」。主にカーボン複合材の可能性を広げる目的で開発された製品群だ。受託設計・生産を中心に手掛けている同社にとって、よりBtoCに近いアイデアや発想でその技術をより幅広く活用する狙いがあり、クリエイティブでデザイナーを刺激するアイテムをそろえる。


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今回初展示されたのは、「Wood Carbon」という意匠パネル。CFRP(炭素繊維強化プラスチック)にプレス成形で本物の木目を転写してあるもので、金属とも樹脂とも異なる独特の質感が魅力である。もちろん軽量で強度のあるカーボンの性質はそのままだ。150㎜角から300㎜角、75×450㎜などサイズ展開は五つ。マットとツヤありの2タイプが用意される。


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昨年も展示があった、照明器具ブランド「KIBAN:LIGHT(キバンライト)」では、回路基板をデザインとしてそのまま生かした「Mo-DULO(モデュロ)」に加え、新たに「─KAGEE─(カゲエ)」が登場した。回路基板の製作技術であるフォトリソグラフィ技術を用いて、銅張積層板に精細緻密な図柄を形成させるものだ。回路としての機能をそのまま使い、裏面に配置されたLEDが壁面を照らして、図柄を浮かび上がらせる。3種の葉脈を転写したシリーズでは、シャープな銅板とアーティスティックなコントラストを見せていた。バッテリー内蔵タイプは自由な設置が可能だ。またオーダーによるパターン、サイズ発注も対応する。

水田製作所

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