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JAPANSHOP 展示会レポート「サンゲツ」

2018.05.21 | REPORT

壁紙を始め、床材、カーテン、椅子生地などトータルインテリアの企画・開発・販売を行うサンゲツ。今回の展示ではポイントを絞って、新製品を中心に紹介したい。

トータルインテリアのサンゲツが魅せる技術とデザインの融合による先進マテリアル

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2017年にグッドデザイン賞を受賞した「FLOTEX(フロテックス)」は、飲食店やスーパーなどを想定して開発された新しい繊維系床材だ。超高密度のナイロンファイバーを植毛してあり、メンテナンス性の高さが最大の特長。汚れが奥まで入りにくい特性に加え、水洗いができる。防滑性にも優れ、転倒時の衝撃も吸収。踏み心地も柔らかく、立ち放しの従業員への負担も軽減できる。タイル(500㎜角・250×1000㎜)と長尺シートが用意される。今回は新柄が発表された。

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同社の壁紙製品でもプレミアムクラスとなる「XSELECT(エクセレクト)」。その中の「SHITSURAHI(室礼・しつらひ)」は、和紙や箔、織物など日本の伝統工芸の技をそのまま壁紙にしたもの。匠の技による繊細な表情が魅力。贅沢なテクスチャー感があり、ホテルや高級住宅などでの使用を想定している。

また、「WILL WOOD(ウィル ウッド)」は天然木の突き板を壁紙にしたものだ。杉や桧など一般的な樹種を中心に31種を用意するが、地場の木材を使いたいなど、希望に応じた木材を用いることも可能だ。木質系素材は単に美観や意匠だけでなく、森林資源活用という観点も求められる。下地基材を選べば、不燃認定も取得できるので商業施設でも安心して使用できる。サイズは全種2展開(910×2430㎜・910×2730㎜)となる。

先行展示では、転写印刷によるブラインドが興味深い。樹脂素材に精密な印刷を施すことで、より表情のある木材の質感を表現した。木調の他、メタリックなどオリジナルの色柄でブラインドの作成が可能。耐久性にも優れるので、浴室など直接水のかかる場所でも使用できる。ブラインドはウインドウトリートメントとして一般的になったが、デザインの自由度が高まると商業施設などでもより活用が増えるはずだ。

サンゲツ

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