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繰り返し手間をかけ生まれる造形美「奈技工房」

2017.12.25 | INFORMATION

ごく限られた家庭にしかソファがなかった昭和30年代。まだ便利な機械や道具などなく、職人の技術のみが完成度を左右していた時代に、奈技工房の歴史は始まった。創業時からの確かな手仕事は今日にも継承されており、その証として、同社のソファ下地には熟練した技術を要する、今では少なくなってしまった単バネが使用されている。均等に吊られたバネは座る人間の体に合わせて沈み、支えてくれるので、座り心地がよく、耐久性にも優れている。この他にも、木材選びから細部の加工に至るまで一切の妥協なしに仕上げられたフレームなど、一生涯使えることを念頭に置いたソファを造り続けている。



昨年、同社から新ブランド“uen(ウエン)”が誕生。“uen”とは、過去と現在と未来、人と自然、和と洋、日常と芸術などの出会いと調和、つまり“ 有縁”から付けられている。その名が示す通り、和の空間にもしっくりと溶け込むモダンな家具がそろっている。「Ai Sofa 」は、英国の伝統的なデザインをカジュアルにリデザインしたソファ。厳選された無垢のブナ材のフレームに、単バネの下地。高密度ウレタンを何層にも重ね、ボタン締めで張り上げた座面のシート。座面と同様に仕上げられたバックシートの下地にはSバネが採用され、程よい反発力で体を受け止めてくれるとともに、型崩れもしにくい。コーナー部は体に馴染むように特にこだわって造られており、ローバックなので肘も乗せやすく、ゆったりとくつろぐことができる。木脚にはオイル フィニッシュした無垢のウォルナット材を使用。脚先には燻して色味 を濃くしたアイアンキャップが施されている。



最初から芸術品を造ろうとするのではなく、職人が使う人のことを思い、技巧を凝らしたことで生まれる造形美。「Ai Sofa」は、そんな美しさを持ったソファである。



和の情緒溢れる空間にも自然に、しっくりと馴染む「Ai Sofa」。サイズ:w2180×d920×h620(sh350)㎜。価格:600,000円
和の情緒溢れる空間にも自然に、しっくりと馴染む「Ai Sofa」。サイズ:w2180×d920×h620(sh350)㎜。価格:600,000円


ソファを専門に作り続けてきた奈技工房のショールーム。さまざまなデザインのソファを多数展示しており、実際に座り心地を体感できる。予約制
ソファを専門に作り続けてきた奈技工房のショールーム。さまざまなデザインのソファを多数展示しており、実際に座り心地を体感できる。予約制


奈良・生駒の私設美術館のサロンにて。奈技工房の「Ai Sofa」、「ボタン締めチェア」とイタリアのPHILIPP SELVAのチェアとのコラボレーション
奈良・生駒の私設美術館のサロンにて。奈技工房の「Ai Sofa」、「ボタン締めチェア」とイタリアのPHILIPP SELVAのチェアとのコラボレーション

奈技工房

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