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アダルのモダンなモジュールベンチシステム

2017.12.11 | INFORMATION

アダルは、今を遡ること65年前の1953年に創業したコントラクトファニチャーの老舗メーカーである。創業地である福岡において、西日本一の歓楽街、中洲のスナックやキャバレーの椅子の張り替え業から事業を開始。その後、自社工場を設立し、別注家具を主軸としながら、1969年には業務用家具メーカーとしては業界初となる製品カタログを発行。また、1988年には、これもまた業界初となるファニチャーデザインコンペを開催するなど、リーディングカンパニーとして、時代ごとに大きな影響力を発信し続けてきた。



すべてを手作業でこなしてきた創業当時の職人魂を今へと受け継ぎつつ、常に新しい発想と柔軟な対応力で意欲的な製品開発を進めてきた同社では、今年4月に発刊された「業務用家具カタログ vol.26」には、いぐさに着目した新たな商品を発表。いぐさを用いながらも和のイメージを払拭し、オフィスやホテルといったモダンな空間にもマッチする家具もラインアップされている。



なかでも象徴的なモデルとなるのが、モジュールベンチシステム「IORI」である。3種の角ベンチ、背、チェア、2種の円型ベンチを組み合わせることで多彩なレイアウトが可能になる。「IORI」は、今年4月、イタリア・ミラノにあるトリエンナーレ美術館においてミラノサローネと同時期に開催されたJAPAN DESIGN WEEK in Milanoにも出展され、世界中からも高い評価を獲得している。日本の伝統素材であるいぐさを用いた家具は、オフィスや公共施設、ショッピングモール、ホテル、ゲストハウスなど、あらゆる商空間に遊び心と癒しの変化をもたらしてくれることだろう。



「IORI」は、年内限定ながら同社東京ショールーム(東京都新宿区新宿5-17-5 ラウンドクロス新宿5丁目ビル1、2階)にて展示中。



価格:「IORI角ベンチ」85,000円~、「IORI背」165,000円、「IORIチェア」150,000円、「IORI円型ベンチ」65,000円~
価格:「IORI角ベンチ」85,000円~、「IORI背」165,000円、「IORIチェア」150,000円、「IORI円型ベンチ」65,000円~


JAPAN DESIGN WEEK in Milanoにて。コンテンポラリーな空間にもしっくりとはまり、いぐさの素材としての可能性も広げた「IORI」
JAPAN DESIGN WEEK in Milanoにて。コンテンポラリーな空間にもしっくりとはまり、いぐさの素材としての可能性も広げた「IORI」


いぐさは国内産のみを使用。独自の染め(無色含め6色)と柄(2種)のデザインを開発。コントラクト家具としての耐久性を考慮した素材研究がなされている
いぐさは国内産のみを使用。独自の染め(無色含め6色)と柄(2種)のデザインを開発。コントラクト家具としての耐久性を考慮した素材研究がなされている

アダル

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