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2017年3月7日〜10日、東京・有明の東京ビッグサイトで「日経メッセ 街づくり・店づくり総合展」が開催された。本展は「リアル店舗とネット通販の融合」などをテーマに空間デザインや最新技術・製品情報を発信しているアジア有数の総合展示会だ。本レポートでは出展メーカーから、注目の新製品の発表や新たな提案を行ったブースを紹介する。

LEDの照明器具を、店舗やホテル、住宅などさまざまなシーンに提案しているLuci（ルーチ）。間接照明や棚下照明、装飾照明を中心に多様な場所に用いることを想定した製品をそろえる。空間プロデュース事業から発展して生まれたLED照明のブランド独自のノウハウを生かし、豊富な色温度の設定、美しい収まりを実現するシステム、施工現場で長さの調節が可能なライン照明など、設計・施工のニーズに応えるアイデアが盛り込まれている。今回、同社ブースで展示されたのはライン照明の新製品「ルーチ・シルクス 100V」、同社が新たに取り扱うドイツのLEDメーカー「LED LINEAR（レッドリニア）」の照明を始めとする製品群。

新製品「ルーチ・シルクス 100V」は、LEDのドット感がなく映り込みを抑えたい場所にも最適なライン照明。最長15mまで連結が可能で、灯具のつなぎ目の光がシームレスに仕上がる。断面サイズが18.2㎜角と非常に小さいことや、取り付けが容易なオプションの部材などもそろい、施工性の高い極細ライン照明と言える。受注生産でバリエーションのある色温度やサイズを短納期で注文できるのも利点だ。

一方、新規取り扱いブランド「LED LINEAR」は、屋内外環境それぞれに適した仕様と、さまざまな施工条件に対応する製品をラインアップする。Luciの製品にも共通するドットレスや、曲げに対応するフレキシブル性の高いもの、小型ながらハイパワーの狭小間接照明などが特徴。ミニマルなデザインに加え、IP67の保護性能を有しクオリティーを求められる商業空間のインテリアにも向いている。

このほか美しい意匠デザインや、小さい灯具断面と広い配光角を持つ製品など、同社の従来の高機能LEDライン照明も並び、より上質な空間づくりへ向けた光の提案がなされた。