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ライティング・フェア 展示会レポート「BJB」

2017.06.05 | REPORT

2017年3月7日〜10日、東京・有明の東京ビッグサイトで「日経メッセ 街づくり・店づくり総合展」が開催された。本展は「リアル店舗とネット通販の融合」などをテーマに空間デザインや最新技術・製品情報を発信しているアジア有数の総合展示会だ。本レポートでは出展メーカーから、注目の新製品の発表や新たな提案を行ったブースを紹介する。

ドイツで約150年にわたり照明の部品製造、技術開発に携わってきたBJB。使い勝手の良い照明用ソケットや端子台、スイッチなどを開発し、現在の世界の照明市場においてなくてはならない存在となっている。



近年は特にLED照明用のソケットやCOB用コネクタの技術革新を進め、クオリティーの高いライティングデザインに寄与している。そんな同社のブースに照明器具を形づくる重要な各パーツと共に、同社デザインのLEDベースライト用光源ユニット(ランプ)が登場した。



公共・商業空間において省エネ照明が課題となる中、蛍光灯の置き換えとして増えているLEDベースライト照明。BJBは直管型LEDランプ用のソケットを開発・販売する一方で、より省スペースで設置可能なLEDの特性を生かすために、新規格のLED照明用小型ソケット「GR6d」を開発。同時に、GR6d対応のコンパクトなLED光源ユニットも開発し「リニアフラットシステム(LFS)」として発表した。



このシステムは、器具本体にGR6dソケットの小さな給電口が空いているだけのスリムなデザインとなるのが特徴。光源ユニット(ランプ)をワンクリックで着脱可能で、施工性やメンテナンス性に優れる。光源ユニットの幅は37㎜、厚みは13㎜、そして長さは565㎜・1166㎜・1466㎜の3種。配光角6パターンと、2つの色温度(3000K、4000K)で光束も約2000〜5000lm、全36種類がラインアップする。会場には色とりどりの光源ユニットも並び、遊び心を駆り立てていた。



BJBがデザイン・製造したリニアフラットシステム(LFS)はGR6dソケットを生かした照明器具の開発を促進する意図も持ったものであり、今後、欧米や日本において、質の高い空間デザインと共に求められる、新たなLED照明の在り方を示唆する提案であった。



LED照明の省スペース・省施工性を追求して開発された新規格の小型ソケット「GR6d」
LED照明の省スペース・省施工性を追求して開発された新規格の小型ソケット「GR6d」


そのソケットを使用した高光束のスリムでコンパクトなライン型のLED照明器具を実現する「リニアフラットシステム(LFS)」
そのソケットを使用した高光束のスリムでコンパクトなライン型のLED照明器具を実現する「リニアフラットシステム(LFS)」

BJB

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