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建築・建材展 展示会レポート「竹藤商店」

2017.05.22 | REPORT

2017年3月7日〜10日、東京・有明の東京ビッグサイトで「日経メッセ 街づくり・店づくり総合展」が開催された。本展は「リアル店舗とネット通販の融合」などをテーマに空間デザインや最新技術・製品情報を発信しているアジア有数の総合展示会だ。本レポートでは出展メーカーから、注目の新製品の発表や新たな提案を行ったブースを紹介する。

造園分野で培われた天然石材の加工と豊富なラインアップ

造園に関する資材を中心に取り扱う竹藤商店。本社のある愛知県小牧市に「造園資材館」を構え、9000点以上の資材の販売や緑化セミナーなどを行っている。これまで住空間を中心に日本庭園や洋風の庭など幅広い造園資材を扱ってきた同社だが、近年、商業空間や公共スペースにおける造園技術や素材利用のニーズの高まりを受け今回の出展に至った。

特に注目を集めたのは、質感や表情豊かな大型の石材。石材は造園においても板石、石垣など重要な要素であるため、同社のノウハウが生かされた多彩なラインアップがなされている。ギリシャやフランス、インド、中国など世界各地の採掘場に同社スタッフを派遣し、独自のルートで本場の石材を調達。さまざまな種類を取りそろえる。熟練の職人が仕上げたようなノミ跡や、石の表情を美しく際立たせる仕上げなどを可能とし、大量生産にも対応する。

会場に並んだのはギリシャ産のトラキアストーン(石英岩)や、南インド産の花崗岩をはじめとする天然石特有の豊かな色調、重厚感を持った商品群。巨大な一枚岩や、岩の塊を積み上げたような存在感のあるものなど、さまざまな仕上げ・サイズで提供できるのは同社ならでは。空間デザインや用途に応じて、インテリアのワンポイントやオブジェとしての利用も想定した提案が行われた。


造園にも用いられる板石などは内装にも転用可能な商材
造園にも用いられる板石などは内装にも転用可能な商材


ギリシャ産のトラキアストーン(石英岩)の塊を積み上げたような仕上げ「ロックフェイス アクロン」。近年は、より表情に味わいのある石材が人気だという
ギリシャ産のトラキアストーン(石英岩)の塊を積み上げたような仕上げ「ロックフェイス アクロン」。近年は、より表情に味わいのある石材が人気だという


竹藤商店

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