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大判タイルによる壁面を内外装乾式工法で実現する名古屋モザイク工業

2017.04.17 | INFORMATION

タイルの専業メーカーとして、来年で創業80年を迎える名古屋モザイク工業。開発・生産・輸入を手掛け、タイルの輸入だけでも50年近い歴史を持つパイオニア的存在だ。建築・内装分野や用途を限らず、多様な領域でタイルを提供している。海外の薄型大判タイルのマーケットトレンドも注視して来た。2006年には1000角を輸入、2009年からは本格的に様々な薄型大判タイルを増やしてきた。



国内の市場も盛り上がりを見せつつあるなか、昨年発表した「SUPER MAX CERAMIC PANEL」は薄型大判タイルを外壁などでも採用できるようにした新しい乾式工法だ。 薄型大判タイルは、内装壁面で使う場合は接着剤での施工が一般的だが、外装では耐震性・落下防止策の本格的な検討が必要だ。同社は設計事務所・施工会社を始め、カーテンウォールや接着剤など外壁技術に関連する専門企業6社と研究会を発足。検討を重ね、専用接着剤とアルミの押し出し材によるフレームを組み合わせた乾式工法を確立した。



最高高さ16m(4〜5階程度)の小中規模建築の外壁を想定し、最大で1.5m×3m(厚さ6mm)のタイルのサイズを生かした割付で壁面デザインが可能となった。PC版打ち込みや天然石のカーテンウォールなどに比べ、軽量で可搬性や施工面などトータルのコストが削減できる一方、タイルならではの機能性・意匠性は大面積で目地が少なくできるため、より有用となる。シーリング材で支持するため、ガラスを組み合わせることも可能だ。もちろん外部だけでなく、内部でも吹き抜けなどの大空間に採用できる。内外装を一体の素材でデザインするといったことも実現できそうだ。



意匠のラインアップは「MARMI MAXIMUM MATERIAL」(19種)、「GREAT METALS」(6種)、「ASTER」(4種)、「WALKS」(2種)、「ARDOISE」(4種)。大理石やスレート、金属、コンクリート調などさまざまな柄と表情を豊富に揃えている。(受注輸入品) 東京・代々木の同社ショールームでは実物も展示中である。そのダイナミックさを感じられるだろう。工法に関する問合せは東京支店特販課まで。



専用のアルミ型材フレームを使用する大判セラミックタイル向けの乾式工法。接着剤だけの工法では対応できない外壁への導入を可能にした
専用のアルミ型材フレームを使用する大判セラミックタイル向けの乾式工法。接着剤だけの工法では対応できない外壁への導入を可能にした


大理石を忠実に再現した質感
大理石を忠実に再現した質感

名古屋モザイク工業

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