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ヨーロッパ大判タイルが生かせる実績と提案力を誇るダイナワン

2017.04.03 | INFORMATION

商業施設向けにタイル・石・木材などの建材を扱うダイナワン。LIXILグループ内で唯一タイルだけを販売する会社として15年実績を重ねてきた。7割程度が輸入商材、3割はオリジナル国産商品という。いずれも店舗に向いたトレンド性、意匠性の高い商品が多く、商業デザイナー・インテリアデザイナーのニーズに応えている。



同社では、2013年から伊・ラミナム社の薄型大判タイルを取り扱っている。ラミナムは欧州での薄型大判タイルの先駆け的な存在だ。先行者として世界的にも供給が進んでいる。ラミナム製品については、輸入代理店を通じて建築・商業施設マーケットで同社が専売のかたちになっている。4年余りの間で、壁面や家具造作など内装を中心に800以上の現場に採用されているという。この実績が同社の大きく強いアドバンテージだ。タイルとはいえ、1m×3m(厚さ3.5㎜)というサイズはこれまでにはなかった新しい種類の建材だ。スペックしても、なかなか実際のプロジェクトで動き出さないというのが実情だった。



同社では、配送を始め、現場での施工あるいはそれに合わせた細部の加工・納まりなど、一般的なタイル施工だけでは難しい、現場で使うための実施的なノウハウを重ねた。推奨工事店のネットワークといったバックアップ体制も構築。最終的なフィニッシングまでデザイナーの要求を満たすソリューションの提案には、秀でたアピールポイントがある。店舗・商業施設を始め、駅ビルなどのパブリック寄りな空間での採用も広がっている。ラインアップは13シリーズ97種類を揃える。意匠的には耐候鉄板であるコールテン綱のようなタイプが人気だという。



すでに日本のマーケットの特性に応じたニーズも見えてきた。例えば、同社では3.5㎜という薄さを生かした大面積床のリニューアルを工法として確立。専用接着剤を用い、躯体の変更も要しないため、既存の湿式工法のタイルでは実現できない短時間施工が可能となった。もちろん樹脂タイルなどに比べ、高い上質感や機能性が備わる。すでに実績として百貨店などで展開している(現状は500角にカットしたタイルを使用)。



ラミナム製品については、東京・五反田と大阪・平野にショールームがあり、国内で取り扱う大判タイルがスライドパネル展示で全て見られる。東京ショールームでは、床・壁・家具天板など実際に大判タイルを施工した状態で体感できる。



東京湾や隅田川を運行する水上バス「ホタルナ」床面への施工例。設計/永山祐子建築設計
東京湾や隅田川を運行する水上バス「ホタルナ」床面への施工例。設計/永山祐子建築設計


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ラミナムショールーム。
ラミナムショールーム。


飲食店舗の外装への施工例「アンリ・シャルパンティエ芦屋本店」。設計/永山祐子建築設計
飲食店舗の外装への施工例「アンリ・シャルパンティエ芦屋本店」。設計/永山祐子建築設計

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