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【PR】フレンチモダンを象徴する家具デザイナー、ミッシェル・デュカロワ生誕100周年を記念した、多彩なフェアを期間限定で開催!(2025年5月10日~2025年12月31日)/リーン・ロゼ
2025.05.09 | インフォメーション
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上/リーン・ロゼのアイコンとも言えるソファ「ロゼトーゴ」は、ウレタンフォームに、特徴的なシワ感のあるカバーを組み合わせたベストセラー。発売以来50年を超えた今も世界中で愛され、累計150万台以上が販売されている。フェアでは、新しいカラーリングやデザインの張地を、特別価格でオーダーできる。フェア詳細は下記URLより
https://www.ligne-roset.jp/michelducaroy100fair/
1860年にフランスのリヨンで誕生したインテリアブランド「Ligne Roset(リーン・ロゼ)」。その長い歴史の中で、伝統的な家具づくりを続け、高い技術力を育みながら格式あるブランドとしての地位を獲得。1950年代に入ると、今の多彩なプロダクトに通じるモダンなデザインを取り入れた家具の製作に力を入れ始める。リーン・ロゼを象徴するフランスらしいエレガントかつ洗練されたデザインは、継承されてきた技術と理念、そして才能豊かなデザイナーとの協働によって、より高い次元で独創的な視点から生み出されている。世界中で愛される家具の数々は、現在、約70か国、700店舗以上で取り扱われ、ソファやキャビネット、ダイニング、ラグなど幅広いアイテムに出会うことができる。
フランスのデザイン、リーン・ロゼの歴史を物語るミッシェル・デュカロワの家具
フレンチモダンを代表するデザイナーの1人、ミッシェル・デュカロワ。1925年にリヨンの高名な装飾家の家系に生まれ、リヨン国立高等美術学校を卒業した彼の才能が花開くきっかけの一つとなったのが、1954年に始まった「リーン・ロゼ」ブランドを展開するロゼ社とのコラボレーションだ。社会の変化とともに激動するデザイン界において、デュカロワは斬新なシーティングの概念を追求。1960年から1970年にかけてウレタンやキルティング、熱形成プラスティック等を最大限に活用した新しい製造技術を生み出し、1973年にパリの国際家具見本市でシワだらけのソファ「ROSETTogo(ロゼトーゴ)」を発表した。このソファは、ルネ・ ガブリエル賞を受賞し、デュカロワの名を世界へと轟かせる。その後もロゼ社と数多くの商品を開発し 、美と機能の調和を探求する彼の視点は、今もリーン・ロゼの家具に息づいている。
ミッシェル・デュカロワの生誕100周年を記念したフェアでその世界観に触れる
2025年は、ミッシェル・デュカロワの生誕100周年となる記念すべき年だ。今、改めて注目を集めているミッドセンチュリーデザインを代表するデュカロワの家具は、同時代のデザインの潮流と、現代に通じる家具づくりの哲学を体感することができる、価値ある存在と言えるだろう。
リーン・ロゼでは、その記念フェアを開催する。同フェアでは、先述の「ROSETTogo」に加え、ゆったりとしたつくりが特徴の「ROSETBrigantin(ロゼブリガンタン)」、彫刻のような存在感のある「ROSETKashima2(ロゼカシマ2)」の3モデルを2種類の生地(各4色)で特別価格で発売。日本の四季をテーマにしたカラー展開の生地と、幾何学模様の躍動的なデザインが印象的な生地だ。また、期間中、特別価格のソファとパフをセット購入すると、抽選でリーン・ロゼスタイルに彩りを添えるアイテムをプレゼントするキャンペーンも実施。この機会に、リーン・ロゼのデザインとデュカロワの世界観を体感してほしい。
1976年にデザインされた「ロゼカシマ」は、日本の美を意識してデザインされたソファ。2025年に中材を改良し、「ロゼカシマ2」としてリモデル。より快適な座り心地にグレードアップした
風を受ける帆船の帆をイメージした、柔らかい印象のデザインが特徴のソファ「ロゼブリガンタン」。カバーにキルトされた弾力性のあるポリエステル綿が、包みこまれるような座り心地を演出。3人掛け、2人掛け、1人掛けとパフがラインアップする
※上記写真3点はイメージ画像
リーン・ロゼ銀座
- TEL. 03-6226-3100
- URL. https://www.ligne-roset.jp/
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2025年4月のオススメ照明
2025.04.30 | インフォメーション
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FLOS エウロルーチェで発表された新作
マイケル・アナスタシアデスのデザインによる「LINKED」
ミラノサローネ国際家具見本市 / 国際照明見本市(エウロルーチェ)2025にて発表されたFLOSの新作の中から、マイケル・アナスタシアデスの「LINKED」を紹介します。
ガラス管の中をLED光源が通っており、管と管を接点させることで点灯する仕組み。これは、彼がFLOSでデザインしている「Arrangements」や「Coordinates」と同じソリューションを採用した新しいデザインです。
先端に取り付けられる、球体のオプションを選べば、ダイニングテーブルの上にも適し、いくつかを高さ違いで配置することで、空間に光の豊なリズムをつくることができます。
ガラス管は、120 cm, 80 cm, 40 cmの3種があります。
LED, 600 ルーメン/m
2700 K
CRI 90
〈問い合わせ〉
フロスジャパン
https://japan.flos.com/
【執筆】
谷田 宏江 (たにた ひろえ)
LIGHT & DISHES 代表。照明メーカー勤務後2014年独立。2022年食事をしながら照明を体感できるLIGHT & DISHES Lab.をスタート。商店建築などのデザイン媒体で照明に関する記事を執筆中。他、照明に関するリノベーション、ディレクション、コンサルティング、自社セレクトの照明器具の販売を行っている。
https://lightanddishes.com/
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グラスウールによる意匠と高機能を実現した吸音材「Ecophon」/マグ・イゾベール
2025.04.28 | レポート
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上/豊富な形状でデザイナーの創造性を拡げる壁用吸音パネル「Ecophon Akusto」
フランスの王立鏡面ガラス製作所を出自とするサンゴバン。360年の歴史を持ち、売上規模は7兆円以上という世界でも屈指の建材・資材関連の企業グループだ。その一翼を担うマグ・イゾベールは、日本で住宅用などのグラスウール生産・販売で高い実績とシェアを誇る。グラスウールはリサイクルガラスを原料とし、人体への安全性も含め、総じて環境負荷の低い素材だ。
「Ecophon(エコフォン)」は、そのグラスウールを用いた、意匠性の高い吸音材。サンゴバングループのスウェーデンの企業が開発・製造し、2025年4月から国内では初めて販売される。高密度のグラスウールは周波数帯に偏りなく吸音力を発揮でき、非常に軽量で施工や加工もしやすい。何よりグラスウール自体は不燃性だ。使える箇所や場所が大きく広がる。
製品ラインアップは多岐に渡り、天井用パネルの「Focus(フォーカス)」、「Advantage(アドバンテージ)」、ハンギングタイプの「Solo(ソロ)」、さらに吹き付け仕上げの「Fade(フェイド)」や膜天井で覆うことのできるファブリックタイプの「Clipso(クリプソ)」とそろう。
中でも導入のしやすさでは、壁用のパネルタイプである「Akusto(アクスト)」だろう。「Ecophon」の表面は、特殊なガラスクロスもしくはガラス不織布で覆われており、高い質感がある。形状は四角いものだけでなく、三角形や六角形のものも用意。厚さは標準的なもので40㎜で、壁面には金具で引っかけるか、接着するなど選べる。カラーラインアップは、ガラスクロス(標準14色)、ガラス不織布(標準22色・カスタマイズ可能)で、より自由に形状を選んだり、表面にプリントを施すことも可能だ。
残響時間を低減させ、音声を明瞭にすることは、海外ではオフィスの仕様として要求されることもある。空間の“音性能”は、生産性やウェルビーイングにもつながる。質の高いオフィスやホテルなどでは、優れた吸音材の存在はより重要になってくるだろう。
天井から吊り下げることで、吸音効果を高める「Ecophon Solo Baffle Wave」
デザイン性・機能性の高い吸音パネル「Ecophon」は、デザイナーの想いを具現化し、豊富な色や形を提案する
マグ・イゾベール
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天然木の質感をそのままに、屋外で使用可能な素材「アコヤ」/池上産業
2025.04.28 | レポート
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上/「Accoya GREY」をルーバー間仕切りに使用した
展示ブース。中央には、スキャンした石の形をもとにアコヤを加工し、制作したスツールが展示された
池上産業は、アセチル化処理により耐久性を高めた木材「アコヤ」の輸入・販売を行っている。アセチル化とは、酢酸の一種である無水酢酸を高温で木材と反応させ、水酸基の代わりに水と結合しないアセチル基の数を増やすこと。これにより木材の疎水性が高まり、含水率が低く抑えられ寸法が安定する。また、菌やシロアリの侵食を防ぐことができるため、従来の木材が持つ腐りや反りや割れといったリスクが抑えられ、屋外にも取り入れやすい。木材本来の成分のみで構成されているので、安全性が高いこともメリットの一つだ。
今回の展示では、アコヤの特長やバリエーション、活用方法が紹介された。
アコヤシリーズは全てラジアタパイン材を処理したものだが、複数の規格品を展開している。また、表面処理や塗装の工夫によって、多彩な表情を生むことができる。
例えば「AccoyaGREY(アコヤグレー)」は、あらかじめグレーに染色されたもの。表面だけではなく内部まで染料を浸透させており、経年変化による褪色などが目立つことなく、長期間にわたり、当初の状態を維持できる。
「AccoyaCROCO(アコヤクロコ)」は、日本の伝統的な焼杉の技法で焼き、表面を炭化した羽目板。寸法の安定性が高いため、表面の剥がれやひび割れが起きにくい。
また、「トライコヤ」は、アコヤを繊維状にして成形した、幅1220㎜×長さ2440㎜板のMDFパネル。大きな面として使うことができ、加工や表面処理によって、さまざまな形状や質感を表現することができる。
ブースでは、各製品の特性を紹介する展示に加え、導入事例の写真と共に実際に使用されたアコヤのサンプルを見せるコーナーが設けられた。アコヤを屋根材として利用した事例や、手すりの形状に加工した事例など、さまざまな建築やインテリアを紹介。素材が実際どのように空間に取り入れられたのかを分かりやすく伝えるものとなった。
アコヤを屋根葺き材として採用した事例「美郷カヌークラブハウス(設計/STUDIO YY)」を紹介したコーナー
左から、あらかじめグレーに染色した「Accoya GREY」、表面を黒く焼いた「Accoya CROCO」、帯鋸目仕上げのアコヤ羽目板
池上産業
- TEL. 084-933-8856
- URL. https://woodwise.jp/
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大きなガラス面に設置できる超薄型透過LEDビジョン/オール
2025.04.28 | レポート
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上/ブースでは、新製品の超薄型や屋外用をはじめ、スタンド式など多様なタイプのLEDビジョン製品が展示された
オールは、LEDビジョンをはじめとするデジタルサイネージの企画から製造、販売、設置・調整まで、ワンストップで手掛ける。世界のLEDビジョンの80%が製造される中国に自社工場を構え、グローバルな動向を把握しつつ、日本市場のニーズに合った製品を開発している。今回のJAPAN SHOPでは、新製品が中心に展示された。
注目は、ガラス面の室内側に設置できる超薄型の透過LEDビジョンだ。透過性を持つので、採光や視線の抜けを確保しながら、屋外に向けてアピールをすることができる。フィルム型の「Mirage Series(ミラージュシリーズ)」とメッシュ型の「Riddle Series(リドルシリーズ)」が、新たに発売された。フィルム型は高い透過性を持ち、メッシュ型は高解像度な表示が可能という特徴を持つ。さらに、メッシュ型には、素子とICが一体になっている「統合型」と、ICが分離されている「分離型」がある。必要な機能や予算に応じて、選ぶことができる。スクリーンサイズは、フィルム型が幅240㎜・高さ2000㎜、メッシュ型の「統合型」が幅250㎜・高さ1950㎜。同型製品を上下に二つつなぎ合わせることで、約4mの高さを持つLEDビジョンとなり、大きなガラス面にも対応できることが大きな特長だ。
屋外用のLEDビジョン「Ember ELITE Series(エンバーエリートシリーズ)」は、LEDモジュールの表面全体を樹脂でコーティングし、耐久性を高めるGOB技術を採用したもの。従来よりも頑丈で解像度が高いため、屋外でも人の手が届く範囲に安心して設置することができるようになった。また、黒い部分の面積が多くなってコントラストが高まり、日中の強い日差しのもとでも綺麗な映像を見ることができる。500㎜角のパネルを縦横に組み合わせ、大きなビジョンをつくることが可能だ。技術が進化し、LEDビジョンを利用できる場所や用途がさらに広がっていることを感じさせる展示となった。オールは、東京・浜松町と大阪・堺筋本町に予約制ショールームを構えており、実物を見ながら、導入方法について相談することもできる。
ガラスに設置できる超薄型LEDビジョン。右からフィルム型「Mirage Series」、メッシュ型「Riddle Series」の統合型、分離型
背面を見るとそれぞれの違いがよく分かる。左は透過性が高いフィルム型、中央はフラットなメッシュ型の「統合型」、右はICと素子が分かれて見える「分離型」
オール
- TEL. 03-5935-7427
- URL. https://ledvision.irodorinet.jp/