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インテリアデザイン・建材のトレンドを伝えるメディア Presented by 商店建築

2026年1月のオススメ照明

2026.02.05 | インフォメーション

Ambientecの「Turn」「Turn+」にMarine Gradeが追加

ポータブルライトのブランドAmbientec から耐塩水性能が追加された「Turn」と「Turn+」のMarine Grade(マリングレード)が発表されました。
これまでのIP66の防水性能はそのままに、海辺や船上での使用に最適なタイプです。
ブラッシュドゴールド仕上げにより、さらに上質感を演出しています。



写真2PG


協力:SEKONIC
海を臨む、レストランやホテルのテラスでも安心して使えるAmbientecならではの性能と光質。室内と屋内の境目のない使用感とポータブルライトでは相当高い光質。



写真3

写真4


Turn Stainless Steel/Brushed Gold 
(ターンステンレス/ブラッシュドゴールド)
価格:70,400円
光源:LED
色温度:1800~2500K
連続点灯時間(4段階調光):LOW/150時間、MID/38時間、HIGH/12時間、EX-HIGH/5時間
材質:ステンレス、ポリカーボネート、ABS、シリコンゴムなど
充電方式:専用充電台、USB type-C
サイズ:外径約130㎜ 高さ約275㎜
重さ:本体1190g、充電台180g



写真5


Turn+ Stainless Steel/Brushed Gold
(ターンプラスステンレス/ブラッシュドゴールド)
価格:72,600円
光源:LED
色温度:1900~2500K
連続点灯時間(4段階調光):LOW/660時間、MID/160時間、HIGH/40時間、EX-HIGH/16時間
材質:ステンレス、ポリカーボネート、ABS、シリコンゴムなど
充電方式:専用充電台、USB type-C
サイズ:外径約130㎜ 高さ約165㎜
重さ:本体1350g、充電台180g
ブラッシュドゴールド仕上げ




〈問い合わせ〉
アンビエンテック
https://ambientec.co.jp/





谷田さん



【執筆】
谷田 宏江 (たにた ひろえ)
LIGHT & DISHES 代表。照明メーカー勤務後2014年独立。2022年食事をしながら照明を体感できるLIGHT & DISHES Lab.をスタート。商店建築などのデザイン媒体で照明に関する記事を執筆中。他、照明に関するリノベーション、ディレクション、コンサルティング、自社セレクトの照明器具の販売を行っている。
https://lightanddishes.com/



建築空間の高所作業を効率化する高機能メンテナンス作業用レール/ダイケン

2026.01.28 | レポート

上/東京・銀座の大型商業施設「GINZA SIX」の吹き抜けを始め、各所に「メンテナンスレール MRA 型」の導入が進んでいる。高所作業の安全性を確保しながら、足場が不要となるため、メンテナンス作業における時間やコストの面でも大きなメリットが生まれる


建物の内外装建材や金物、エクステリアなど、商業施設から住宅まであらゆる空間に必要不可欠な製品の開発・製造を手掛ける、ダイケン。特に工場などの出入口扉の吊り下げに用いられる「ハンガーレール」は、耐久性や利便性の面からニーズが高く、国内のトップシェアを誇る。ハンガーレールは、扉を安定して吊り、スムーズに可動させる仕組みが特徴だが、この技術と知見を生かして開発されたメンテナンス作業用レール「メンテナンスレールMRA型」は、近年、さまざまな商業施設での導入が進んでいる。MRA型は、建物における高所作業や点検作業の安全対策をサポートするもので、複合的な要素を取り込み大型化する商業空間において、重要な役割を果たす。ガラス張りの空間や内外装材の清掃、建築のタイルの壁打診調査など、華やかで美しい商業空間の中で、足場を組んだり、クレーンを入れたり、ゴンドラを設置したりできない部分のメンテナンス作業をより効率化させることができる存在だ。
「メンテナンスレールMRA型」は、専用のレールに作業者を吊るためのメインローラとバックアップローラを設置して安全性を確保する。足場を設置することなく、スムーズに移動しながら広範囲のメンテナンス作業を可能にする。1年中運営される商業施設において、他のエリアに影響を与えず作業ができるのは大きな利点だ。同製品の耐荷重は、ローラ2個吊りあたり500kg(1個あたり250kg)で、材質は耐久性の高いステンレス製で耐候性にも優れている。また、建築の計画段階からやり取りを重ね、空間に合わせて製造・設置するため、現場のデザインに調和し、レールの存在を感じさせないつくりも魅力。
これらの細かなニーズに応える製品開発には、同社の「お客様の工場でありたい」という理念が背景にある。高い技術力は、設計者の思いを形にすると同時に、その自由なアイデアによってさらに新しい製品の開発にもつながっていくはずだ。同社の製品の力と、ものづくりへの姿勢をぜひ感じてほしい。



ダイケン2

MRA 型は2つのローラ器具を専用のレールに設置することで、スムーズな移動と安定性を実現。ローラ2個吊りあたり500kg の耐荷重。耐久性の高いステンレス製で耐候性も備えている。さらに、建築に調和するよう細かなオーダーに応えて製造・設置される
MRA 型は2つのローラ器具を専用のレールに設置することで、スムーズな移動と安定性を実現。ローラ2個吊りあたり500kg の耐荷重。耐久性の高いステンレス製で耐候性も備えている。さらに、建築に調和するよう細かなオーダーに応えて製造・設置される



陰翳の美を宿すバスルーム 「i -X INTEGRAL」/パナソニック 建設エンジニアリング

2026.01.28 | レポート

左/パナソニックが手掛ける「i-X INTEGRAL」シリーズ。天井に設置された調光・調色機能付きの「FlatLine LED」が空間全体を照らし出す。グリーン/紺碧色の壁面はメタリック鋼板の上にUV硬化インクでジェットフルカラー印刷を施したもの。写真は4000 Kで調光 右/照明は天井の間から光が差込むような印象を与え、シャープさと開放感を両立したバス空間を志向した。写真は2700Kで調光




ホテル開発のプロに選ばれたその魅力

都心からわずか30分。東京・南葛西に誕生したホテル「Premium hotel MONday 舞浜ビューⅠ」は「滞在そのものを楽しむ」ことを目指したデスティネーション型ホテルである。その空間づくりの要となったのが、パナソニックのバスルーム「i-X INTEGRAL(イークス インテグラル)」だった。

屋上のインフィニティープールから舞浜・浦安エリアを一望するPremium hotel MONday 舞浜ビューⅠがオープンした。企画を担当した第一リアルターの岡哲平さんは「都心から30分圏内でありながら、リバービューと東京ディズニーリゾートの景観を眺める開放感のある立地を生かし、インフィニティープールや大浴場・サウナを設け、都心から近いリゾートフルな体験を提供するデスティネーション型ホテルを目指しました」と話す。
客室は30~50㎡超のゆとりある広さを確保し、モダンで明るいデザインでまとめた。周辺ホテルと比べお得感のある価格帯として、複数日の滞在をしやすくしている。
計画の主幹を務めた第一リアルター商品企画部の新井大介さんは「インバウンドのファミリー層はもちろん、大人同士のグループが滞在できる落ち着いたホテルを目指しました。場所柄、近隣のリゾート施設へのシャトルバスも運行しており、楽しんだ翌日は屋上プールでくつろぐなど“水”をテーマにした施設を備えることで、ホテルで過ごす時間そのものを重視しています。そのグレード感を客室のバスルームにもつなげたいと考え、全面的な採用を決断したのがi-XINTEGRALです」と振り返る。ひと目で伝わるシンプルな美しさに加え、更にインバウンドが求める固定式のオーバーヘッドシャワーを標準装備している点が決め手となった。独自に設計されたLEDライン照明によるシャープな光の演出も、他にはない魅力として評価された。



屋上にある「ROOFTOP POOL」。春から秋に開放されており、デイプール・ナイトプールの2部制で利用ができる。宿泊体験の一環として、「水」を感じながらくつろげる場を提供している
屋上にある「ROOFTOP POOL」。春から秋に開放されており、デイプール・ナイトプールの2部制で利用ができる。宿泊体験の一環として、「水」を感じながらくつろげる場を提供している

「陰翳礼讃」をテーマに 日本文化を伝える空間

「INTEGRALの設計思想には“陰翳礼讃”があります」と語るのは、パナソニックハウジングソリューションズの商品マーケティング担当・片上香里さん。従来のバスルームが隅々まで均一な明かりを基本としたのに対し、i-XINTEGRALはライン照明による調光・調色を採用し、光と影が生む奥行きの中でのくつろぎを提案した。
同社デザイナーの吉迫亮我さんは「i-XINTEGRALはプロダクトデザイナー・深澤直人氏が手掛けたi-Xを源流としています。特徴としては、壁面デザインをすべて抽象柄にしたこと。ホテルに採用された『DEEP-紺碧』は、水面から深海へ降り注ぐ光をグラデーションで表現し、インクジェット技術で微細な色の変化を描きだしました。シャワーの立ち姿勢では淡く、バスタブに浸かるとより深い色に見えるように計算されています。こうした入浴する方の心理状態までを考慮した色柄をそろえました」と説明してくれた。
こうした精せいち緻なものづくりは「インバウンドにも響くものがある」と岡さんは評価する。海外の人にとってバスルームで湯船に浸かる体験は珍しく、i-XINTEGRALが“日本人の感性や生活習慣”を伝える要素のひとつになっているそうだ。


客室「リバービュースイート」(50.09㎡)。アール状の開口部からは舞浜・浦安エリアを一望することができる。デザイン・設計はthe range designが手掛けた
客室「リバービュースイート」(50.09㎡)。アール状の開口部からは舞浜・浦安エリアを一望することができる。デザイン・設計はthe range designが手掛けた

ワンストップ提案で創造性を支援

i-XINTEGRAL導入の相談を受けたパナソニック建設エンジニアリングの松ノ下翔平さんは、バスに加えて全自動おそうじトイレ「アラウーノ」を提案した。「多くの案件を担当されていた新井さんたちの負担を少しでも減らしたいと考え、バスルームとトイレをワンストップで提供できる体制を整えました」と説明する。
アラウーノの汚れにくさと高い清掃性はホテル運営との相性が良く、メンテナンスの負荷低減にもつながっている。
また、第一リアルターから相談を受け、ホテルオリジナル柄の開発も進行中で、デザイナーの吉迫さんが新井さんたちの要望を受けて新柄開発に取り組んだ。
「自然環境をイメージした“緑と青”を基調にしたいという明確なコンセプトをいただき、デザインをスムーズに進めることができました。コンセプトを色濃く表現したグラデーション柄は、これまでにないバスウォールになったと思います」と吉迫さんは語る。
今回のホテルにおけるi-XINTEGRALの存在は、デザイン性や快適性のみならず、滞在時間をシームレスにつなぐ入浴体験、更にホテル全体のブランド価値向上にまで効果を及ぼしたと言えるだろう。抽象柄による普遍的なデザイン、光と影を生かした光の空間演出が、デスティネーション型ホテルの追求する「都心近接型リゾート」の質を大きく高めている。今後はバス・トイレ始め、日本で開発された設備・家電が、その生活文化を伝える手段としてホテルに採用されていくことだろう。


開発中のオリジナル柄イメージ
開発中のオリジナル柄イメージ


ホテル客室の全室に導入された「アラウーノi3G」。有機ガラス系新素材と樹脂成型によって、陶器では再現できない繊細な曲線を実現した。隙間レスの便座や自動で洗浄するオート機能、ノズルがステンレス仕様など、メンテナンス性に優れている
ホテル客室の全室に導入された「アラウーノi3G」。有機ガラス系新素材と樹脂成型によって、陶器では再現できない繊細な曲線を実現した。隙間レスの便座や自動で洗浄するオート機能、ノズルがステンレス仕様など、メンテナンス性に優れている


左から松ノ下翔平さん(パナソニック建設エンジニアリング)、吉迫亮我さん(パナソニック ハウンジングソリューションズ)、片上香里さん(パナソニック ハウンジングソリューションズ)、新井大介さん(第一リアルター)、岡哲平さん(第一リアルター)
左から松ノ下翔平さん(パナソニック建設エンジニアリング)、吉迫亮我さん(パナソニック ハウンジングソリューションズ)、片上香里さん(パナソニック ハウンジングソリューションズ)、新井大介さん(第一リアルター)、岡哲平さん(第一リアルター)


パナソニック 建設エンジニアリング株式会社

大判プリンターが生み出す、 空間デザインとの新たな対話/日本HP

2026.01.28 | レポート

上/「HP DesignJet T870」でプリントした、A1サイズのホテル客室のCGをチェックする寶田陵氏


デザイナー・寶田陵氏が語る、「HP DesignJet T870 A1モデル」の可能性

デザイン事務所の現場では、プレゼンテーションのデジタル化が進み、大判図面を目にする機会は減少している。図面はA3サイズに縮小され、あるいはモニターに映し出されるのが常となった。しかし、デザイナーの寶田陵氏は、日本HPの大判プリンター「DesignJetT870」を事務所で使用し、久々に大判プリントに触れることで、忘れかけていた感覚が蘇ってきた。

「HP DesignJet T870」の寸法は1100 × 690 × 967㎜とコンパクトで、置き場所を選ばない全色顔料のHP FlexTechインクにより、色あせに強く、長期間にわたって鮮やかな仕上がりをキープできる
「HP DesignJet T870」の寸法は1100 × 690 × 967㎜とコンパクトで、置き場所を選ばない全色顔料のHP FlexTechインクにより、色あせに強く、長期間にわたって鮮やかな仕上がりをキープできる


「A1で出力すると、机の上に置いた時の迫力が全然違う。A3と比べると比較にならない」と寶田氏は語る。実際、ホテルの客室フロア全体をA1サイズで出力した図面をデスクに広げると、スタッフたちが自然と立ち上がり、図面を囲んで議論が始まるという。「大判の図面やCGを広げると、自然とみんな立ち上がるんですよ。施主へのプレゼンテーションの場でも、大体一番トップの人が立ち始めると周囲の人たちも立ち上がって図面やCGを覗き込んで対話が生まれます」。モニターでは得られない、紙ならではの「場」が生まれる瞬間である。人は何かに驚くとアクションを起こす。大判の図面はその驚きを生み出し、自然とコミュニケーションを活性化させる力を持っている。



プリント管理ソフト「HP Click」は、UIがシンプルで、直感的に操作できる点も魅力。複数ページ・複数サイズの図面や画像も、わずらわしい印刷設定が不要で、機能をONにするだけで数クリックで自動レイアウトできる(ネスティング機能)。ムダなく1枚の用紙にまとめて配置することで、印刷前にプレビューで仕上がりを確認でき、用紙のムダと手間を省ける
プリント管理ソフト「HP Click」は、UIがシンプルで、直感的に操作できる点も魅力。複数ページ・複数サイズの図面や画像も、わずらわしい印刷設定が不要で、機能をONにするだけで数クリックで自動レイアウトできる(ネスティング機能)。ムダなく1枚の用紙にまとめて配置することで、印刷前にプレビューで仕上がりを確認でき、用紙のムダと手間を省ける


「HP DesignJet T870」の最大の特長は、全色顔料インクで、4色という少ない色数で高い表現力を実現できる点だ。発色が鮮やかで耐光性にも優れている。「CGで描いたマテリアルの質感がすごく分かりやすい。石のゴツゴツ感や金属の質感、ファブリックの手触り感まで伝わってくる」と寶田氏は評価する。影の表現も繊細で、クッションの柔らかさやラグの毛足感まで再現される。黒の表現力が高く、光沢紙でも深い黒が再現できるため、図面とレンダリングCGの両方を一台で印刷できる点も大きな魅力だ。データの色味を忠実に印刷物に再現することもHP大判プリンターの特長で、色の再現性も高い。



A1にプリントした図面で、ディテールの精度を高める寳田氏。「HP DesignJet T870」でプリントしたモノクロ線画はシャープにくっきりとした黒の表現ができ、CAD図面や地図の印刷用途にも最適で、クリエイティブな作業を後押しする
A1にプリントした図面で、ディテールの精度を高める寳田氏。「HP DesignJet T870」でプリントしたモノクロ線画はシャープにくっきりとした黒の表現ができ、CAD図面や地図の印刷用途にも最適で、クリエイティブな作業を後押しする


操作性の高さも特筆すべき点である。印刷工程の管理・最適化を行うプリント管理ソフト「HP Click」は、画面上にすべての設定項目が表示され、直感的に操作できる。タブを切り替えて設定を探す必要がなく、一画面で完結する。ロール紙とカット紙を自動判別する「マルチサイズ印刷」機能や、アドビPDFプリントエンジンを搭載し、線が消えたり透過効果などの高解像度データが印刷されなかったりするトラブルを回避できる処理能力の高さも、ストレスフリーな使用感につながりそうだ。A1サイズのレンダリング画像も5~6分程度で出力でき、待ち時間のストレスもない。事務所スタッフも「一枚も失敗していない。一発で出ました」と驚きを隠さない。
寶田氏が何より強調するのは、大判プリントがもたらす「気づき」である。「A3だと全体像しか見えないが、A1だと照明の配置や動線の細部まで見えてくる。空間のディテールが浮かび上がり、デザインの精度を上げられる」。660平米のホテルフロアを40分の1スケールでA1用紙に出力した図面を前に、寶田氏は解説する。「エレベーターホールを降りて、真ん中がポッと明るくて、扉がスポットライトで浮かんでくる。そういうホテル空間のシークエンスが紙の上に見えてくるんです」。設計者自身が見落としていた部分に気づき、さらに深く考察できるという効果は大きい。
「デジタル世代の若手がこういう大判の紙に触れることで、モニター以外のコミュニケーションやディスカッションが生まれる。それを知ってほしい」と寶田氏は語る。時代に逆行するようでいて、実は今だからこそ必要なアナログの力。「HP DesignJet T870」は、デジタルとアナログを往還する、空間デザインとの新しい対話を可能にする一台である。



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Product

HP DesignJet T870 A1モデル
272,250円(税込・HP希望販売価格)

CAD図面やレンダリング画像から、教育用ポスター、小売・サービス向けPOP・ポスターまで、すべてを印刷。さまざまなサイズに対応し、顔料ベースのHP Flex Techインクにより高品質な仕上がりを実現。内蔵給紙トレイを使って、自動でロール紙とカット紙を切り替えし、A4からA1まで思い通りのサイズ印刷が簡単に行える


製品概要
印刷サンプルリクエスト
キャンペーン情報


キャンペーン開催中
5年保守サービス付きのお得なセットを特別価格で提供中



Profile1


Profile

寶田 陵 たからだ りょう 
1971年東京都生まれ。日本大学理工学部海洋建築工学科卒業。設計事務所や大手ゼネコンを経て、2016年にthe range design INC.を設立。ホテル、旅館、共同住宅、商業施設、オフィス等、幅広い分野で建築設計及びインテリアデザインを手掛ける。近年はプロデュースやプロダクトデザイン、など活動の幅を広げ、新しいライフスタイルを生み出す建築・空間づくりにチャレンジしている。最近の仕事に「GRANBELL HOTEL COLOMBO」、「NOHGA HOTEL AKIHABARA TOKYO」、「GREENITY IWATA」など

株式会社日本HP

  • TEL. 03-4578-4601

LITEWAVEを用いた屋外ファニチャーの可能性 LITEWAVE×KAIS/モーブル

2026.01.28 | レポート

上/リゾートホテルの露天風呂に隣接した休憩スペースに、水はけの良いライトウェーブ製クッションを配置


福岡県大川市に本社を構える家具メーカー・モーブルは、ポリエチレン100%の革新的なクッション素材「LITEWAVE(ライトウェーブ)」を製造。大川の自社工場で製造から加工まで一貫体制を構築した。同素材をクッション材として活用した屋外家具シリーズ「KAIS」は、ホテルやリゾート施設を中心に注目を集めている。
同素材の最大の特長は、優れた透水性である。メッシュ状の三次元構造により水を瞬時に透過させ、雨に濡れても素早く乾燥する。従来のウレタンクッションでは、雨天時に屋内への移動やカバー掛けが必須だったが、ライトウェーブは屋外に置いたままでも問題ない。実際、リゾートホテルを中心に、温浴施設の露天風呂脇、プールサイド、テラス席、サウナの外気浴エリアなどで採用が進んでおり、スタッフの負担軽減に大きく貢献している。また、ホテル上層階のレストランのテラス席では、全席のクッションをウレタンからライトウェーブに入れ替え、雨天時の対応が劇的に改善された事例もある。
機能面では、高反発性により底付き感がなく、50㎜程の厚さでも十分な座り心地を実現。通気性に優れるため蒸れにくく、カビやダニの発生を抑える衛生面でのメリットも大きい。耐久性も高く、屋根のある環境では数年以上の使用が可能だ。初期コストはウレタンより高いものの、交換頻度の低減と日々のメンテナンス労力を考慮すれば、トータルコストでは優位性がある。さらに、ポリエチレン製のため焼却時に有害物質を発生させず、工場内では端材を再ペレット化して循環利用するなど、環境配慮の面でも評価できる。
カバー材にはフランスのセルジュフェラーリ社製メッシュ生地を採用し、耐候性と透水性を両立。色展開は11種類で、用途に応じて防水生地や撥水生地も選択可能だ。特注対応も積極的に行っており、既存家具のクッション交換から新規造作まで、設計段階から相談できる。
コロナ禍以降、屋外空間の需要が高まる中、ライトウェーブはホテルを中心に、屋外空間を快適に過ごすための家具や休憩エリアの選択肢として存在感を増している。



ライトウェーブの透水性を実証。シャワーをかけても水が素材内部に留まらず、瞬時に透過して流れ落ちる
ライトウェーブの透水性を実証。シャワーをかけても水が素材内部に留まらず、瞬時に透過して流れ落ちる


ホテルのプールサイドのサンベッド。既存フレームを生かしクッションのみをライトウェーブに交換し、品質維持とメンテナンスを大幅に削減した
ホテルのプールサイドのサンベッド。既存フレームを生かしクッションのみをライトウェーブに交換し、品質維持とメンテナンスを大幅に削減した


モーブル

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